4375東証グロース

セーフィー株式会社のM&A実績

クラウド録画サービスを本業とし、2026年に入ってからカメラの「設置工事」と「保険」という周辺の仕事を買い足し始めた会社です。施工・保守の子会社を作ったうえで神戸の通信工事会社を、続いて西宮の保険代理店を、いずれも個人株主から100%取得しています。案件数はまだ少なく、続けて買うかどうかはこれからです。

セーフィー株式会社が公表した適時開示2件をもとに整理しています。データ時点:2026年10月9日(新しい開示が出たら追加します)

会社概要

本社
東京都品川区
設立
―
事業内容
クラウド録画サービス「Safie」の提供。カメラ・デバイスの販売、施工・保守、AIを使った映像ソリューション、遠隔見守り・警備までを手がける
売上高
190億2,900万円(2025年12月期(連結))
営業利益
△8,100万円
純資産
92億2,400万円

どんな会社を買っているか

買う業種
通信インフラ・カメラの施工工事/損害保険・生命保険の代理店
対象の規模
対象の売上 2.4億円(もう1件は非開示、軽微基準内)
手法
株式譲渡(100%取得)。施工・保守子会社のセーフィーフィールドワークスが買い手になる「孫会社化」も使う
赤字でも買うか
黒字の会社のみ
買収後の扱い
買った会社は社名のまま子会社として残しています。Laskaは取得後、公式サイトのグループ会社一覧に神戸の所在地のまま載っています。
  • 取得価額が出たのは2件中1件です。個人から買ったLaskaは「相手先が個人であるため」非開示、業績も「相手先の意向により」非公表でした
  • 売り手の希望で、株主の氏名・住所や業績を伏せたまま開示されています。個人オーナーが名前を出さずに上場企業へ売ることはできる、という実例です
  • 佐渡島商事は社長自身が20%を持つ会社からの取得で、独立した第三者算定機関の算定と社外取締役4名の特別委員会を通しています。取引相手が完全な第三者ではない点は、価格を読むときに差し引いてください
  • 2025年2月には交通量解析サービス「センサスAI」の事業譲受も開示していますが、開示本文が確認できていないため一覧には入れていません

買収の履歴2件

すべて同社が公表した適時開示から転記しています。「―」は開示が無いか、 まだ取り込めていない項目です。

2026年8月28日株式譲渡(完全子会社化)

佐渡島商事株式会社

損害保険・生命保険の代理店/兵庫県西宮市/1993年5月設立

取得価額
2億3,500万円
対象の売上
2億3,900万円
対象の営業利益
3,000万円
対象の純資産
7,200万円

決算期:2026年4月期/譲渡前の株主:佐渡島隆平(セーフィー代表取締役社長CEO)20%、ほか個人(関連当事者1名を含む。氏名は非公表)/アドバイザリー費用等(概算)7百万円を加えた合計は242百万円。独立した第三者算定機関の株式価値算定書を取得し、特別委員会が「算定結果と比較しても妥当」と確認。2026年4月期の営業利益の約7.6倍、純資産の約3.2倍にあたる

買収理由:「映像×AI」と保険を組み合わせ、事故の「予知・予防」から「補償」までを一体で提供するため。将来は自社での保険会社設立を目指す

売上2億3,923万円・営業利益3,094万円・純資産7,241万円の保険代理店に、2億3,500万円がついています。営業利益は△3,839万円→633万円→3,094万円と、2期前の赤字から立ち直った直後の譲渡でした。開示には「類似企業の買収」や「自社での新設」と比べたうえでこの会社を選んだとあり、長年の顧客基盤と保険の知見が、ゼロから作るより価値があると判断されたことが読み取れます。ただし売り手に買い手の社長本人が含まれる取引なので、通常の第三者間の相場とは分けて見てください。

買収後不明2026年10月9日時点

2026年10月1日に株式譲渡を実行予定と開示されています。2026年10月9日時点で公式サイトのグループ会社一覧には載っておらず、実行の完了は確認できていません。

確認元:グループ会社|セーフィー株式会社

出典:当社による佐渡島商事株式会社の株式の取得(完全子会社化)に関するお知らせ

2026年4月28日株式譲渡(子会社セーフィーフィールドワークスが100%取得=孫会社化)

株式会社Laska

通信インフラの施工工事/兵庫県神戸市/2013年4月設立

取得価額
―
対象の売上
―
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:非開示/譲渡前の株主:個人(氏名は相手先の要望により非公表)/「相手先が個人であるため」非開示。第三者機関の評価額を考慮して合意。取得対価の合計は開示基準に該当しない(軽微基準内の任意開示)

買収理由:大規模案件の施工完遂力と全国の工事網の強化。職人不足のなかで自社の施工基盤を固める

資本金1,000万円の通信工事会社で、もともとセーフィーから施工・保守の仕事を受けていた取引先です。発注元が、腕のいい下請けをそのまま自社グループに迎えた形の案件です。開示は「職人不足という厳しい市場環境」を理由に挙げており、技術者を抱えた工事会社は、規模が小さくても発注元にとって買う理由があります。株主の氏名も業績も、売り手の希望で伏せられています。

買収後存続2026年10月9日時点

2026年7月1日に株式譲渡を実行予定と開示され、公式サイトのグループ会社一覧に「株式会社 Laska」(神戸市中央区)として載っています。

確認元:グループ会社|セーフィー株式会社

出典:当社連結子会社による株式会社Laskaの株式の取得(完全子会社化)に関するお知らせ

この会社に売るといくらか

取得価額が開示された1件の実績です。公表されている数字をそのまま並べたもので、 自社の価格を保証するものではありません。 営業利益率が低い業種では営業利益の倍率が大きく出るので、売上との比もあわせてご覧ください。

  • 佐渡島商事株式会社2億3,500万円(売上の0.98倍・営業利益の7.8倍)

自社だといくらになるかは、売却相場の考え方をご覧ください。

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本ページはセーフィー株式会社が公表した適時開示をもとに編集部が整理したものです。 同社とは資本関係・提携関係はなく、掲載にあたって金銭のやり取りはありません。 内容に誤りがある場合はお問い合わせよりご連絡ください。最終更新:2026年10月9日