3679東証プライム

株式会社じげんのM&A実績

上場した2013年から買い続け、2025年の開示では「創業以来、累計34件」と書いている会社です。買うのは求人メディア・人材紹介・比較サイトなど、ネットで顧客を集める小さな会社や事業で、売り手の多くは創業者個人です。2022年以降は「Vertical HR」と称して、建設・不動産・メーカー・運送・薬剤師・リゾートと業界特化の人材紹介会社を1業界ずつ買い足しています。ファンドや上場企業が切り離した会社・事業も買います。

株式会社じげんが公表した適時開示28件をもとに整理しています。データ時点:2026年10月9日(新しい開示が出たら追加します)

会社概要

本社
東京都港区
設立
2006年6月
事業内容
求人・不動産・リフォーム・自動車・旅行などの比較メディアや人材紹介を束ねる「ライフサービスプラットフォーム」の運営
売上高
292億2,100万円(2026年3月期(連結))
営業利益
59億1,300万円
純資産
224億5,300万円

どんな会社を買っているか

買う業種
業界特化の人材紹介・人材派遣(建設、不動産、メーカー、運送、薬剤師、介護・保育、リゾート)/求人メディア・人材会社向けシステム/比較サイト(リフォーム、外壁塗装、外構、フランチャイズ、買取価格、保険相談、BtoBサービス)/旅行会社向けのホテル・航空券の卸と業務システム/中古車輸出サイト、Web制作・集客支援
対象の規模
対象の売上 約0.2億円〜22億円
手法
株式譲渡(子会社化)が中心。リジョブ・タイズ・ブレイン・ラボ・アップルワールドなど買った子会社が次の買い手になる「孫会社化」、事業譲受、売り手が会社分割で切り出した新会社の株式取得も使う。一部だけを買った例(保険マンモス66%)もある
赤字でも買うか
買っている(実績あり)
買収後の扱い
社名を残す会社と、本体に吸収する会社に分かれます。リジョブ・ブレイン・ラボ・タイズ・オーサムエージェントなどは社名のまま残り、さらに次の会社を買う側に回っています。一方、アイアンドシー・クルーズは約5か月で、ヒカカクは取得と同じ日に本体へ吸収合併されました。社名が変わったとみられる会社もあり(Struct→アップベース、トレードカービュー→TCVなど)、公式サイトのグループ会社一覧(2026年10月時点、14社)に名前が無い買収先も多くあります。
  • 取得価額の開示が多い会社です。ここに載せた28件のうち21件で金額が出ています。最小はミナオシ事業の5,000万円、最大は三光アドの30億2,600万円です
  • 赤字や債務超過の会社も買っています。テイチャク(3期連続の営業赤字)は6,500万円、アルティメイトリソーシズグループ(純資産マイナス100万円)は4億円、インターキャピタル証券(3期連続の営業赤字)は約5,800万円でした
  • 金額を伏せた案件でも、毎回「DCF法やマルチプル法から算出されたバリュエーションは当社投資基準の範囲内」と書きます。投資基準そのものの数字は開示されていません
  • 2020年の開示では「実質投資価額77億円に対し、年間EBITDA 30億円(39%)」と、買った会社全体の回収ペースを自ら示しています
  • 載せていないもの:株式会社EST corporation(19.5%の資本業務提携)、Retty(資本業務提携)、合弁会社BizMoの残り20%の買い取り、シンガポールのQuantum Reservation(海外)。ビバビーダメディカルライフ(外国人向け少額短期保険)は2019年8月に契約しましたが、同年12月に双方合意で解除されたため掲載していません

買収の履歴28件

すべて同社が公表した適時開示から転記しています。「―」は開示が無いか、 まだ取り込めていない項目です。

2025年9月30日株式譲渡(完全子会社化)。譲渡前に対象外の事業(アミューズメント・福祉・不動産)を親会社等へ移す

株式会社アルファスタッフ

リゾート地のホテル・スキー場などへの人材派遣・紹介、製造業向け外国人派遣/愛知県名古屋市/2004年3月設立

取得価額
8,000万円
対象の売上
19億2,500万円
対象の営業利益
△5,300万円
対象の純資産
1億3,500万円

決算期:2025年3月期(対象外事業を含む)/譲渡前の株主:株式会社アルファ1グループが100%保有(同社の株主は神田孝59.32%、株式会社コーケントラスト40.68%)/アドバイザリー費用等9百万円を加えた合計は89百万円/譲渡対象外の事業を含む会社全体の数値。譲渡対象事業のみの2026年3月期見込は売上高1,334百万円・営業利益24百万円

買収理由:リゾート領域の人材派遣への参入と、人材派遣事業への本格進出

会社全体では売上19億2,500万円に対し、営業利益は4,000万円→△1,600万円→△5,300万円と2期続けて赤字でした。取得価額は8,000万円です。残す事業だけの見込みは売上13億3,400万円・営業利益2,400万円で、その約3.3倍の値段です。利益が薄くても、業界の顧客基盤と派遣の仕組みがあれば買い手はつきます。このケースでも、売らない事業は譲渡前に親会社側へ移しています。

買収後存続2026年10月9日時点

じげんの公式サイトのグループ会社一覧に、株式会社アルファスタッフ(名古屋市中村区)として掲載されています。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社アルファスタッフの株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ

2025年7月25日株式譲渡(子会社リジョブが取得=孫会社化)。譲渡前に調剤薬局事業を新設分割で切り出す

エニーキャリア株式会社

薬剤師の人材紹介「ファーマキャリア」、薬剤師の求人サイト/東京都中央区/2015年10月設立

取得価額
29億2,000万円
対象の売上
11億3,900万円
対象の営業利益
3億2,500万円
対象の純資産
―

決算期:2025年3月期(譲渡対象事業)/譲渡前の株主:個人1名(青木 理音)が100%保有/アドバイザリー費用等4百万円を加えた合計は2,924百万円。譲渡時点で約920百万円のネットキャッシュ(現預金−有利子負債)を持つ見込みと開示/譲渡対象事業のみの数値。調剤薬局事業を含む会社全体では売上高1,375百万円・営業利益323百万円・純資産1,061百万円

買収理由:薬局業界の約7,000社の顧客基盤の獲得と、リジョブの集客・ノウハウとの連携

対象事業で売上11億3,900万円・営業利益3億2,500万円(利益率28.5%)。取得価額は29億2,000万円で、営業利益の約9倍です。ただし会社には約9億2,000万円の現預金が残る見込みと書かれており、その分を差し引けば事業そのものへの値段は営業利益の6倍程度と読めます。創業10年の会社でも、利益率の高い人材紹介は大きな金額になります。調剤薬局は売らずに切り出し、手元に残しています。

買収後不明2026年10月9日時点

2025年9月1日に取引実行予定として開示されましたが、2026年10月時点の公式サイトのグループ会社一覧に社名がありません。合併や商号変更の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:当社連結子会社によるエニーキャリア株式会社の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ

2025年5月12日株式譲渡(子会社タイズが取得=孫会社化)

アルティメイトリソーシズグループ株式会社

採用代行(RPO)、人材紹介/東京都港区/2021年5月設立

取得価額
4億円
対象の売上
6億4,200万円
対象の営業利益
△1,300万円
対象の純資産
△100万円

決算期:2024年4月期/譲渡前の株主:個人1名(桂 雄人アラン)が100%保有/アドバイザリー費用等19百万円を加えた合計は419百万円

買収理由:メーカー特化の人材紹介を営むタイズとの連携で、採用代行から紹介までの総合支援を作る

純資産マイナス100万円の債務超過、営業損失1,300万円の状態で、4億円の値がついています。売上は300万円→1,400万円→6億4,200万円と急に伸びた設立4年目の会社で、進行期の見込みは売上6億5,500万円・営業利益4,200万円でした。過去の決算より、伸びている事業と今期の見込みで評価された例です。

買収後不明2026年10月9日時点

2026年10月時点の公式サイトのグループ会社一覧に社名がありません(取得したタイズは掲載)。合併や商号変更の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:当社連結子会社によるアルティメイトリソーシズグループ株式会社の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ

2025年3月31日株式譲渡(完全子会社化)。譲渡前に対象外の事業(飲食事業等)を新設分割で切り出す

株式会社USAEL

旅行会社向けのツアー造成・DX支援システム/東京都豊島区/2007年9月設立

取得価額
3億2,500万円
対象の売上
1億1,200万円
対象の営業利益
500万円
対象の純資産
2,500万円

決算期:2024年3月期(対象外事業を含む)/譲渡前の株主:個人1名(西野 嘉展)が100%保有/アドバイザリー費用等19百万円を加えた合計は344百万円/譲渡対象外の事業(飲食事業等)を含む数値。2025年3月期の見込は売上高100百万円・営業利益45百万円

買収理由:旅行子会社アップルワールドとの仕入れシナジーと、既存顧客へのシステムのクロスセル

資本金100万円、売上1億円前後の会社に3億2,500万円。進行期の営業利益見込み4,500万円(利益率45%)の約7倍です。純資産は2,500万円しかなく、値段のほとんどは利益を生むシステムと顧客への評価です。この案件でも、売り手は飲食などの別事業を切り出して手元に残しています。

買収後不明2026年10月9日時点

2025年6月中に取引実行予定と開示されましたが、2026年10月時点の公式サイトのグループ会社一覧に社名がありません。合併や商号変更の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:当社連結子会社による株式会社USAELの株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ

2024年8月26日売り手が新設分割で切り出した新会社の株式を取得し、同日に吸収合併

株式会社ヒカカク(株式会社ジラフの買取価格比較サイト事業)

買取価格比較サイト「ヒカカク!」の運営/東京都渋谷区/2024年8月(新設分割による設立)設立

取得価額
3億8,200万円
対象の売上
3億3,100万円
対象の営業利益
1億200万円
対象の純資産
2,900万円

決算期:2024年3月期(承継事業)。純資産は新設分割後の想定/譲渡前の株主:株式会社ジラフが100%保有/アドバイザリー費用等12百万円を加えた合計は394百万円/株式会社ジラフから承継された事業の数値

買収理由:リユース市場への参入と、既存の買取業者顧客・リフォーム・中古車輸出事業との連携

売上3億3,100万円・営業利益1億200万円(利益率31%)。営業利益は1億1,900万円→1億1,100万円→1億200万円と少しずつ下がっていました。取得価額3億8,200万円は営業利益の約3.7倍です。売り手は事業会社(株式会社ジラフ)で、サイト事業だけを新会社に切り出して売っています。会社としてのヒカカクは取得と同じ日に消え、事業はじげん本体に入りました。

買収後吸収合併2026年10月9日時点

株式取得と同じ2024年10月1日を効力発生日として、じげん本体に吸収合併される計画で開示されました。

確認元:株式会社ヒカカクの株式取得(連結子会社化)及び吸収合併(簡易合併)に関するお知らせ

出典:株式会社ヒカカクの株式取得(連結子会社化)及び吸収合併(簡易合併)に関するお知らせ

2024年8月19日株式譲渡。発行済株式の66%のみを取得(全部ではない)

保険マンモス株式会社

保険相談のマッチング(FPへの送客)、子ども写真撮影会とライフプラン相談のイベント/東京都港区/2005年8月設立

取得価額
6億6,000万円
対象の売上
8億2,300万円
対象の営業利益
1,100万円
対象の純資産
―

決算期:2024年3月期/譲渡前の株主:古川 徹76.2%、花岡 正幸8.4%、漆山 伸一2.5%、その他個人12.9%/66%分の金額。アドバイザリー費用等6百万円を加えた合計は666百万円

買収理由:保険・ライフプランニング領域への参入と、リフォーム等の既存ユーザーへのクロスセル

売上8億2,300万円に対し営業利益は1,100万円。進行期は営業利益6,000万円の見込みでした。66%で6億6,000万円という値段で、2005年から続く保険情報サイトとFPの提携網が評価されています。創業社長は33.4%を持ったまま残りました。その後2026年6月、主力の保険相談事業とイベント事業は会社分割でじげん本体へ移されています(対価は4億1,800万円相当のじげん株式)。

買収後存続2026年10月9日時点

法人は残っていますが、2026年6月1日を効力発生日として、主力のリーズ事業(保険相談)とイベント事業をじげん本体に承継させる吸収分割が開示されています。開示時点の株主はじげん66.6%、古川徹氏33.4%です。

確認元:連結子会社の会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ

出典:保険マンモス株式会社の株式取得(連結子会社化)に関するお知らせ

2024年3月29日事業譲受

株式会社ミナオシの「ミナオシ」事業

実名レビュー型のBtoBサービス比較サイト「ミナオシ」/東京都目黒区/2020年7月設立

取得価額
5,000万円
対象の売上
―
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:非開示/譲渡前の株主:株式会社MOLTS、株式会社マーケットエンタープライズ(持株比率は非開示)/DCF法やマルチプル法によるバリュエーションは「当社投資基準の範囲内」/譲受後の2025年3月期の売上収益を約45百万円以上と見込む、とだけ開示

買収理由:BtoBサービス比較の新領域。コンテンツを活かした新規商材の開発

この会社の案件で最小の5,000万円です。設立4年目のスタートアップのサイト事業で、見込み売上は4,500万円以上。ほぼ年間売上と同じ額で、サイトひとつが売れています。

買収後存続2026年10月9日時点

法人ではなく事業を譲り受けた取引です。その後、この事業を譲渡した開示は確認できていません。

確認元:株式会社ミナオシの「ミナオシ」事業の譲受に関するお知らせ

出典:株式会社ミナオシの「ミナオシ」事業の譲受に関するお知らせ

2024年3月21日株式譲渡(子会社ブレイン・ラボが取得=孫会社化)

株式会社テイチャク

採用と離職防止のLINE拡張ツール「+one step」/東京都渋谷区/2019年11月設立

取得価額
6,500万円
対象の売上
2,700万円
対象の営業利益
△1,100万円
対象の純資産
1,200万円

決算期:2023年12月期/譲渡前の株主:その他個人3名86.2%、アイビス創生投資事業組合9.2%、役員2名4.6%/アドバイザリー費用等2百万円を加えた合計は67百万円

買収理由:人材会社向けシステムのブレイン・ラボとの協業による商材拡充とクロスセル

売上2,700万円で、営業損失は900万円→1,700万円→1,100万円と3期続けて赤字、純資産は1,200万円でした。それでも6,500万円で売れています。赤字のツールでも、買い手の既存顧客に売れる商品なら値段がつきます。

買収後不明2026年10月9日時点

2026年10月時点の公式サイトのグループ会社一覧に社名がありません(取得したブレイン・ラボは掲載)。合併や商号変更の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:当社連結子会社による株式会社テイチャクの株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ

2022年12月7日株式譲渡(完全子会社化)。売り手グループが会社分割で事業を組み替えた後に取得

株式会社ティ・エス・ディ(株式会社エフネスの旅行会社向け4事業)

旅行会社向けの航空券仕入・発券代行、ホテル予約サイト、決済代行、BPO/東京都渋谷区/2001年7月設立

取得価額
17億7,400万円
対象の売上
3億7,300万円
対象の営業利益
1億7,200万円
対象の純資産
8億5,000万円

決算期:2022年12月期見込(対象4事業)。純資産は承継見込額/譲渡前の株主:株式会社エフネスが100%保有(エフネスの株主は株式会社アイユーアール・コーポレーション38.5%、岡田直樹22.3%ほか)/アドバイザリー費用等9百万円を加えた合計は1,783百万円。対象4事業の承継純資産は約850百万円の見込みで、差額をのれん・無形資産に計上する予定と開示/対象4事業の2022年12月期の着地見込。組み替え前のティ・エス・ディ単体は2021年12月期に売上高707百万円・営業損失38百万円・純資産△25百万円

買収理由:旅行子会社アップルワールドの海外航空券の卸と、旅行会社の業務支援への拡大

組み替え前のティ・エス・ディは売上が42億9,400万円→13億9,700万円→7億700万円とコロナ禍の時期に急減し、直前期は債務超過でした。そこから残す4事業だけを組み直し、営業利益見込み1億7,200万円・承継純資産約8億5,000万円の形にして17億7,400万円で売っています。業績が落ちた局面でも、事業の切り分け方次第で売り物になる例です。

買収後不明2026年10月9日時点

2026年10月時点の公式サイトのグループ会社一覧に社名がありません(事業の受け皿とされたアップルワールドは掲載)。合併や商号変更の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社ティ・エス・ディの株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ

2022年11月9日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社オーサムエージェント

ドライバー専門の求人メディア「ドラピタ」、運送業界の人材紹介/愛知県名古屋市/2016年9月設立

取得価額
2億1,700万円
対象の売上
5億400万円
対象の営業利益
3,200万円
対象の純資産
―

決算期:2023年3月期見込/譲渡前の株主:個人1名(竹村 優)が100%保有/アドバイザリー費用等23百万円を加えた合計は240百万円/2022年4月〜2023年3月の着地見込(対象会社の決算期は8月)

買収理由:運送業界の人材領域への参入(業界特化の人材事業の6つ目)

見込みで売上5億400万円・営業利益3,200万円。取得価額2億1,700万円は営業利益の約7倍です。東海・関東の物流会社を中心に累計2,000社の取引先を持っていました。アドバイザリー費用が2,300万円と、取得価額の1割を超えている点も目を引きます。

買収後存続2026年10月9日時点

公式サイトのグループ会社一覧に、株式会社オーサムエージェント(名古屋市東区)として掲載されています。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社オーサムエージェント(Awesome Agent)の完全子会社化に関するお知らせ

2022年10月19日株式譲渡(完全子会社化)。社長の資産管理会社イーエイチアイ(タイズ株60%を保有)ごと取得

株式会社タイズ(資産管理会社の株式会社イーエイチアイと一括)

関西のメーカーに特化した人材紹介/大阪府大阪市/2005年7月設立

取得価額
17億5,000万円
対象の売上
7億7,700万円
対象の営業利益
△5,400万円
対象の純資産
4億1,800万円

決算期:2021年9月期(タイズ)/譲渡前の株主:株式会社イーエイチアイ60.0%(広岡 栄志が100%保有)、広岡 栄志23.3%、株式会社エイチツーケイ16.7%/イーエイチアイとタイズをまとめて評価した金額。アドバイザリー費用等3百万円を加えた合計は1,753百万円

買収理由:メーカー業界の人材領域への参入(業界特化の人材事業の5つ目)

直近決算は売上7億7,700万円・営業損失5,400万円でしたが、その前期は営業利益2億9,200万円(14か月決算)、進行期の見込みは売上13億3,400万円・営業利益3億6,300万円でした。17億5,000万円は見込み営業利益の約4.8倍です。一度赤字になった期があっても、回復の見込みで評価されています。社長が株を資産管理会社に移していても、その会社ごと売る形で成立しています。

買収後存続2026年10月9日時点

タイズは公式サイトのグループ会社一覧に掲載され、2025年にはアルティメイトリソーシズグループを買う側に回っています。イーエイチアイは一覧に掲載がありません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社イーエイチアイ及び株式会社タイズの株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ

2022年8月26日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社ビヨンドボーダーズ

不動産業界特化の人材紹介「リアルエステートWORKS」、海外不動産ポータル「SEKAI PROPERTY」/東京都新宿区/2015年7月設立

取得価額
―
対象の売上
4億5,000万円
対象の営業利益
200万円
対象の純資産
―

決算期:2023年3月期見込/譲渡前の株主:遠藤 忠義67.9%、Reapra Ventures Pte. Ltd. 31.0%、水野 貴明1.1%/当事者間の守秘義務により非開示。DCF法やマルチプル法によるバリュエーションは「当社投資基準の範囲内」

買収理由:不動産業界の人材紹介と、海外不動産の売買領域への拡大

見込みで売上約4億5,000万円・営業利益約200万円と、ほぼ利益の出ていない状態での譲渡です。人材紹介の顧客基盤と、国内投資家約2.5万人の登録者が評価されました。株主には海外のベンチャー投資会社も入っていました。

買収後存続2026年10月9日時点

公式サイトのグループ会社一覧に掲載されています(所在地は港区、事業は海外不動産ポータルと越境不動産取引)。人材紹介の事業がどこに移ったかは一覧からは分かりません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社ビヨンドボーダーズ(BEYOND BORDERS)の完全子会社化に関するお知らせ

2022年5月11日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社Struct

建設業界特化の人材紹介「建設JOBs」/東京都渋谷区/2020年4月設立

取得価額
―
対象の売上
―
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:非開示/譲渡前の株主:野口 圭登50.00%、青木 良太18.18%、岩谷 啓佑18.18%、南 壮栄9.09%、舩橋 純4.55%(個人5名)/非開示。DCF法等で算定

買収理由:建設業界の人材領域への参入

設立から約2年、業績も開示されないほど小さな段階で買われています。開示文にも「収益及び利益水準が当社グループ業績に占める割合は大きくありません」とあります。株主5名の共同創業の会社でも、全員から買い取る形でまとまっています。

買収後社名変更2026年10月9日時点

グループ会社一覧に「株式会社アップベース」(建築・不動産業界特化型の人材紹介、設立2020年4月30日)があり、設立日がStructと同じでサービスのURLにも「struct」が残っていることから、Structが社名変更したものと推定しています。商号変更の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社Structの完全子会社化に関するお知らせ

2021年12月29日事業譲受

株式会社クラッソーネのエクステリア事業

外構工事会社の比較サイト「クラッソーネエクステリア」/愛知県名古屋市/分割元は2011年4月設立設立

取得価額
―
対象の売上
1億8,000万円
対象の営業利益
1億円
対象の純資産
―

決算期:2022年3月期見込/相手方の意向等により非開示。DCF法やマルチプル法によるバリュエーションは「当社投資基準の範囲内」

買収理由:リフォーム比較サイト「リショップナビ」の領域拡張と、新築外構への進出

見込みで売上約1億8,000万円・営業利益約1億円と、利益率5割を超えるサイト事業です。外構工事会社約450社の顧客基盤ごと引き継がれました。売り手は住まい関連工事の斡旋を手がける会社で、サイト事業だけを切り出して売った形です。

買収後存続2026年10月9日時点

法人ではなく事業を譲り受けた取引です。その後、この事業を譲渡した開示は確認できていません。

確認元:株式会社クラッソーネのエクステリア事業の譲受に関するお知らせ

出典:株式会社クラッソーネのエクステリア事業の譲受に関するお知らせ

2020年11月20日事業譲受

株式会社ベーシックの比較メディア事業

「フランチャイズ比較.net」、結婚相談所・家庭教師・留学エージェントの比較サイト/東京都千代田区/分割元は2004年3月設立設立

取得価額
12億5,000万円
対象の売上
10億円
対象の営業利益
3億5,000万円
対象の純資産
―

決算期:2020年12月期見込/譲渡前の株主:株式会社ベーシック(秋山 勝41.6%、ジャフコSV4 13.4%ほか)/DCF法やマルチプル法によるバリュエーションは「当社投資基準の範囲内」。借入金または手元資金で充当。対象事業の営業利益は本社費用等の共通費用配賦前の数値

買収理由:フランチャイズ領域への参入と独立開業層のユーザー確保

見込みで売上約10億円・営業利益約3億5,000万円(本社費用の配賦前)。12億5,000万円は営業利益の約3.6倍です。売り手はSaaSとメディアを営む会社で、比較サイト群をまとめて切り出しています。本社費用を配る前の利益で示されている点は、事業だけを売るときの数字の出し方として参考になります。

買収後存続2026年10月9日時点

法人ではなく事業を譲り受けた取引です。その後、この事業を譲渡した開示は確認できていません。

確認元:株式会社ベーシックの比較メディア事業の譲受に関するお知らせ

出典:株式会社ベーシックの比較メディア事業の譲受に関するお知らせ

2020年10月22日事業譲受

ブランディングテクノロジー株式会社の外壁塗装コンシェルジュ事業

外壁塗装の比較サイト「外壁塗装コンシェルジュ」/東京都渋谷区/分割元は2001年8月設立設立

取得価額
1億円
対象の売上
―
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:非開示/譲渡前の株主:ブランディングテクノロジー株式会社(株式会社アズーロ36.3%、木村 裕紀22.2%ほか)/DCF法やマルチプル法によるバリュエーションは「当社投資基準の範囲内」

買収理由:自社の外壁塗装比較サイト「プロヌリ」と顧客基盤を合わせ、シェアを広げる

外壁塗装工事会社約130社の顧客基盤を持つサイトが1億円。業績は非開示です。買い手がすでに同じ種類のサイトを持っている場合、顧客基盤を足す目的で買われることがあります。

買収後存続2026年10月9日時点

法人ではなく事業を譲り受けた取引です。その後、この事業を譲渡した開示は確認できていません。

確認元:事業の譲受に関するお知らせ

出典:事業の譲受に関するお知らせ

2020年9月18日株式譲渡(持株会社ごと取得し、事業会社を孫会社化)

PCHホールディングス株式会社(HITOWAキャリアサポート株式会社の持株会社)

介護・保育の人材派遣・紹介「スマイルサポート介護」「スマイルサポート保育」、ベビーシッター/東京都港区/HITOWAキャリアサポートは2008年4月設立

取得価額
1億8,000万円
対象の売上
22億100万円
対象の営業利益
―
対象の純資産
6億300万円

決算期:2019年9月期(HITOWAキャリアサポート)/譲渡前の株主:HITOWAホールディングス株式会社が100%保有(ポラリス第四号投資事業有限責任組合等の傘下)/アドバイザリー費用等8百万円を加えた合計は188百万円/事業会社HITOWAキャリアサポートの数値。持株会社PCHの業績は非開示

買収理由:介護・保育の人材領域への参入と、約2,200法人の顧客基盤の獲得

事業会社は売上22億100万円・経常利益1億1,400万円・純資産6億300万円。取得価額1億8,000万円は、その純資産の3割程度です。売上は26億1,700万円→23億9,800万円→22億100万円と減っていました。売り手は投資ファンド傘下の会社で、子会社の株とのれん以外の事業を先に別会社へ移してから売っています。売上が下がり続けている局面では、利益が出ていても純資産を大きく下回る値段になりえます。

買収後社名変更2026年10月9日時点

グループ会社一覧に「株式会社ミラクス」(ベビーシッター事業、設立2008年4月1日)があり、設立日がHITOWAキャリアサポートと同じであることから、同社が社名変更したものと推定しています。じげんの開示でも介護・保育の人材事業は「ミラクス介護」「ミラクス保育」と呼ばれています。持株会社PCHは一覧に掲載がありません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:HITOWAキャリアサポート株式会社の持株会社であるPCHホールディングス株式会社の株式取得について

2020年2月3日事業譲受(子会社アップルワールドが譲り受け)。事業資産は売り手側の3社に分散していた

クルーズ株式会社グループのTRAVELIST事業

航空券比較サイト「TRAVELIST」/東京都渋谷区

取得価額
―
対象の売上
―
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:非開示/譲渡前の株主:CROOZ TRAVELIST株式会社(クルーズ株式会社95.0%)、CROOZ TRAVEL株式会社、クルーズ株式会社/当事者間の守秘義務により非開示。DCF法やマルチプル法によるバリュエーションは「当社投資基準の範囲内」

買収理由:アップルワールドの旅行会社向け商材に航空券を加える

適時開示の基準には当たらないものの、任意で開示された案件です。ソフトウェアや商標が売り手グループの3社に分かれていた事業を、まとめて1件で引き取っています。買い手は「大規模な広告宣伝費の拠出等は想定しない」と書いており、サイトを伸ばすより自社の顧客に売る商材を増やす狙いでした。

買収後存続2026年10月9日時点

法人ではなく事業を譲り受けた取引で、譲り受けたアップルワールドはグループ会社一覧に掲載されています。その後、この事業を譲渡した開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:TRAVELIST事業の譲受について

2020年1月30日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社アイアンドシー・クルーズ

リフォーム会社の比較サイト「リショップナビ」、エネルギー関連メディア/東京都港区/2008年6月設立

取得価額
―
対象の売上
8億1,000万円
対象の営業利益
900万円
対象の純資産
5,200万円

決算期:2019年3月期/譲渡前の株主:経営陣46.0%、環境エネルギー1号投資事業有限責任組合35.8%、Fenox Venture Company II・III 計16.5%ほか/当事者間の守秘義務により非開示。DCF法やマルチプル法によるバリュエーションは「当社投資基準の範囲内」/取得時の開示では業績非開示。数値は2020年5月14日開示の吸収合併のお知らせに載った単体の数値

買収理由:不動産・住まい領域の拡大と、工務店・塗装会社など約700社の顧客基盤の獲得

売上8億1,000万円に対し営業利益900万円、純資産5,200万円。株主の半分以上がベンチャーキャピタルで、経営陣と一緒に売った形です。買った後わずか5か月で本体に吸収合併されましたが、「リショップナビ」はその後もリフォーム事業の中心として名前が出てきます(2021年のクラッソーネ事業の譲受など)。

買収後吸収合併2026年10月9日時点

2020年7月1日を効力発生日として、じげん本体に吸収合併される計画で開示されました(簡易合併・略式合併)。

確認元:完全子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ

出典:株式会社アイアンドシー・クルーズの株式取得について

2018年12月18日株式譲渡(子会社化)

マッチングッド株式会社

人材紹介・派遣会社向けの採用管理クラウド「matchingood」/東京都港区/2007年3月設立

取得価額
―
対象の売上
1億7,400万円
対象の営業利益
800万円
対象の純資産
1億1,300万円

決算期:2018年2月期/譲渡前の株主:個人(氏名・持株比率は守秘義務により非開示)/当事者間の守秘義務により非開示。バリュエーションは「当社投資基準の範囲内」。DCF法等で算定

買収理由:2014年に買ったブレイン・ラボとの協業で、人材会社向けシステムの顧客と商品を広げる

売上1億7,400万円・営業利益800万円・純資産1億1,300万円。進行期は売上約2億2,000万円・営業利益約5,000万円の見込みでした。約260社が使う初期費用無料のSaaSという積み上げ型の売上が評価されています。開示では、先に買ったブレイン・ラボの売上が買収後に3億円台から6億円超へ倍増したことも示されています。

買収後不明2026年10月9日時点

法人名は公式サイトのグループ会社一覧にありませんが、ブレイン・ラボの掲載欄にサービス名「Matchingood」が出ています。ブレイン・ラボに統合された可能性がありますが、合併の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:マッチングッド株式会社の株式取得(子会社化)について

2018年10月31日売り手が新設分割で切り出した新会社の株式を取得

株式会社トレードカービュー(株式会社カービューの中古車輸出サイト事業)

中古車輸出サイト「tradecarview.com」/東京都港区/2018年12月(新設分割による設立)設立

取得価額
―
対象の売上
7億5,800万円
対象の営業利益
4,700万円
対象の純資産
―

決算期:2018年3月期(対象事業)/譲渡前の株主:株式会社カービュー(ヤフー株式会社が100%保有)/当事者間の守秘義務により非開示/分割される事業の数値(カービューの社内集計)

買収理由:自社の中古車輸出サイト「Car-Tana.com」の強化

対象事業で売上7億5,800万円・営業利益4,700万円。売り手はヤフーの子会社で、大企業グループの中の一事業を新会社に切り出して売った形です。アフリカ等30か国以上に約300社の国内業者の中古車を売るサイトでした。

買収後社名変更2026年10月9日時点

グループ会社一覧に「株式会社TCV」(自動車輸出のEC、設立2018年12月4日)があり、設立日がトレードカービューの設立予定日と同じことから、同社が社名変更したものと推定しています。商号変更の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社カービューの新設分割会社である株式会社トレードカービューの株式取得に関するお知らせ

2018年1月16日株式譲渡(子会社化)

アップルワールド・ホールディングス株式会社

旅行会社向けの海外ホテル予約サイト「アップルワールド」、個人向け「ホテリスタ」/東京都豊島区/2014年6月(事業会社アップルワールドは1991年12月)設立

取得価額
14億3,400万円
対象の売上
7億1,900万円
対象の営業利益
△1億100万円
対象の純資産
5億5,800万円

決算期:2017年3月期(連結)/譲渡前の株主:アント・カタライザー4号投資事業有限責任組合86.76%、Catalyzer Partners IV, L.P. 11.62%(投資ファンド)/アドバイザリー費用等5百万円を加えた合計は1,439百万円。DCF法等で算定/営業収益(手数料収入)。取扱高は5,597百万円

買収理由:人材・不動産・自動車に次ぐ主力事業として旅行領域へ本格参入

営業損益は1億1,400万円→△5,300万円→△1億100万円と2期続けて赤字でしたが、開示によれば赤字の原因はファンドが買ったときに生じたのれんの償却で、EBITDAは9,400万円の黒字でした。ファンドが一度買った会社を、事業会社が引き取る流れの例です。取得価額14億3,400万円は純資産5億5,800万円の約2.6倍でした。

買収後存続2026年10月9日時点

事業会社の株式会社アップルワールドがグループ会社一覧に掲載され、その後もTRAVELIST事業やUSAELの取得で受け皿になっています。持株会社のアップルワールド・ホールディングスは一覧に掲載がありません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:アップルワールド・ホールディングス株式会社の株式取得(子会社化)について

2016年12月16日株式譲渡(子会社化)

株式会社三光アド

東海地方の新聞折込求人広告の企画・制作・発行/愛知県名古屋市/2000年8月設立

取得価額
30億2,600万円
対象の売上
20億3,700万円
対象の営業利益
5億5,100万円
対象の純資産
9億7,800万円

決算期:2016年7月期/譲渡前の株主:個人1名(山本 美津子)が100%保有/契約時は概算で約3,100百万円と開示し、2017年1月10日の取得完了時に3,026百万円で確定。アドバイザリー費用等10百万円を加えた合計は3,036百万円。DCF法等で算定

買収理由:紙の求人広告とネット媒体のクロスセル、東海地方の顧客基盤の取り込み

売上20億3,700万円・営業利益5億5,100万円・純資産9億7,800万円。3期とも増収増益でした。この会社の案件で最大の30億2,600万円で、営業利益の約5.5倍、純資産の約3.1倍です。新聞折込という「紙」の媒体でも、地域シェア首位で毎週約1,200社が載せる顧客基盤があれば、ネット企業に高く評価されます。売り手は社長個人の100%保有でした。

買収後不明2026年10月9日時点

2017年1月10日に取得が完了しました(同日の開示)。2021年7月には三光アドが合弁会社BizMoを完全子会社化した開示がありますが、2026年10月時点の公式サイトのグループ会社一覧には社名がありません。合併や売却の開示は確認できていません。

確認元:株式会社三光アドの株式取得(子会社化)及び資金の借入完了について

出典:株式会社三光アドの株式取得(子会社化)について

2016年4月19日株式譲渡(子会社化)

株式会社エリアビジネスマーケティング

不動産会社向けのWebサイト制作と集客支援(SEO・SEM)/東京都千代田区/2008年3月設立

取得価額
3億円
対象の売上
―
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:非開示/譲渡前の株主:個人1名(中村 司)が100%保有/DCF法等で算定。全額手元資金

買収理由:不動産サイトで培ったWebマーケティングの知見と顧客基盤を活かしたクロスセル

資本金100万円の会社に3億円。業績の数字は出ていませんが、開示文は「効率的な事業構造から高い採算性」「年間の顧客解約率は10%未満」と評価理由を書いています。解約率の低さ、つまり顧客が続けて払ってくれることが値段の根拠として挙げられています。

買収後不明2026年10月9日時点

2026年10月時点の公式サイトのグループ会社一覧に社名がありません。合併や売却の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社エリアビジネスマーケティングの株式取得(子会社化)について

2015年2月9日株式譲渡(子会社にじげんが取得=孫会社化)

エアロノーツ株式会社

モバイルメディア事業、メディア&ソリューション事業/東京都渋谷区/2006年4月設立

取得価額
2億5,000万円
対象の売上
1億5,000万円
対象の営業利益
1,600万円
対象の純資産
2,200万円

決算期:2014年3月期/譲渡前の株主:個人株主1名、事業会社1社/アドバイザリー費用等10.95百万円を加えた合計は260.95百万円。第三者による類似企業比較法やDCF法等の評価を基に精査

買収理由:消費者向け(BtoC)事業への参入と、子会社にじげんの事業拡張

売上1億5,000万円・営業利益1,600万円・純資産2,200万円。営業利益は0→300万円→1,600万円と伸び始めたところでした。2億5,000万円は営業利益の約15倍、純資産の10倍以上で、伸び始めの小さな会社でも高い倍率がつくことがあります。

買収後不明2026年10月9日時点

2026年10月時点の公式サイトのグループ会社一覧に社名がなく、取得した子会社にじげんも掲載がありません。合併や売却の開示は確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:当社連結子会社によるエアロノーツ株式会社の株式取得(当社の孫会社化)に関するお知らせ

2014年9月26日株式譲渡(子会社化)

株式会社リジョブ

美容・ヘルスケア業界の求人メディア、業界支援/東京都新宿区/2009年11月設立

取得価額
19億8,000万円
対象の売上
8億9,500万円
対象の営業利益
5,200万円
対象の純資産
1億1,800万円

決算期:2013年9月期/譲渡前の株主:個人1名(望月 佑紀)が100%保有/アドバイザリー費用等1.5百万円を加えた合計は1,981.5百万円。第三者による類似企業比較法やDCF法等の評価を基に精査。銀行借入で充当

買収理由:美容・ヘルスケア領域への参入

売上は1億8,200万円→4億2,100万円→8億9,500万円と毎年倍増していました。営業利益は5,200万円で、19億8,000万円は営業利益の約38倍、売上の約2.2倍です。利益より売上の伸びに値段がついた例です。創業5年目、社長の100%保有でした。リジョブはその後も社名のまま残り、2025年には自らエニーキャリアを買う側に回っています。

買収後存続2026年10月9日時点

公式サイトのグループ会社一覧に掲載されています(所在地は豊島区)。2025年にはエニーキャリアの株式を取得する買い手になっています。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社リジョブの株式取得(子会社化)について

2014年7月17日株式譲渡(子会社化)

株式会社ブレイン・ラボ

人材紹介会社向けの業務管理システム、コンサルティング/東京都港区/2002年11月設立

取得価額
11億7,000万円
対象の売上
3億100万円
対象の営業利益
7,600万円
対象の純資産
5,600万円

決算期:2013年10月期/譲渡前の株主:個人株主(守秘義務により非開示)/アドバイザリー費用等1百万円を加えた合計は1,171百万円。類似企業比較法や第三者によるDCF法等の評価を基に精査

買収理由:企業向け(BtoB)事業への参入による収益構造の多角化

売上3億100万円・営業利益7,600万円(利益率25%)・純資産5,600万円。3期前は純資産マイナス2,100万円の債務超過でしたが、そこから2期で黒字を積み上げていました。11億7,000万円は営業利益の約15倍です。ブレイン・ラボは社名のまま残り、のちにテイチャクを買う側にも回っています。

買収後存続2026年10月9日時点

公式サイトのグループ会社一覧に掲載されています(所在地は港区)。2024年にはテイチャクの株式を取得する買い手になっています。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:株式会社ブレイン・ラボの株式取得(子会社化)について

2014年2月13日株式譲渡(全株式取得)

インターキャピタル証券株式会社

証券業(第一種・第二種金融商品取引業)/東京都千代田区/2004年8月設立

取得価額
5,798万円
対象の売上
1,900万円
対象の営業利益
△4,100万円
対象の純資産
1億2,800万円

決算期:2013年3月期/譲渡前の株主:個人1名(浜家 義一)が100%保有/開示額は現金57,977,220円/営業収益

買収理由:証券事業への参入

営業収益1,900万円に対し営業損失4,100万円、3期続けて赤字でした。取得価額約5,800万円は純資産1億2,800万円の半分以下です。開示の目的は「証券事業への参入」で、社長を含む経営陣と全従業員が残る前提でした。業績の数字は当初の開示に無く、同じ日に追加で開示されています。

買収後不明2026年10月9日時点

2014年3月31日に株式取得予定と開示されました。2026年10月時点の公式サイトのグループ会社一覧に社名がなく、その後の売却や合併の開示も確認できていません。

確認元:じげん グループ会社一覧

出典:インターキャピタル証券株式会社の全株式取得と証券事業の参入について

この会社に売るといくらか

取得価額が開示された21件の実績です。公表されている数字をそのまま並べたもので、 自社の価格を保証するものではありません。 営業利益率が低い業種では営業利益の倍率が大きく出るので、売上との比もあわせてご覧ください。

  • 株式会社アルファスタッフ8,000万円(売上の0.04倍)※営業赤字での譲渡
  • エニーキャリア株式会社29億2,000万円(売上の2.56倍・営業利益の9.0倍)
  • アルティメイトリソーシズグループ株式会社4億円(売上の0.62倍)※営業赤字での譲渡
  • 株式会社USAEL3億2,500万円(売上の2.90倍・営業利益の65.0倍)
  • 株式会社ヒカカク(株式会社ジラフの買取価格比較サイト事業)3億8,200万円(売上の1.15倍・営業利益の3.7倍)
  • 保険マンモス株式会社6億6,000万円(売上の0.80倍・営業利益の60.0倍)
  • 株式会社ミナオシの「ミナオシ」事業5,000万円
  • 株式会社テイチャク6,500万円(売上の2.41倍)※営業赤字での譲渡
  • 株式会社ティ・エス・ディ(株式会社エフネスの旅行会社向け4事業)17億7,400万円(売上の4.76倍・営業利益の10.3倍)
  • 株式会社オーサムエージェント2億1,700万円(売上の0.43倍・営業利益の6.8倍)
  • 株式会社タイズ(資産管理会社の株式会社イーエイチアイと一括)17億5,000万円(売上の2.25倍)※営業赤字での譲渡
  • 株式会社ベーシックの比較メディア事業12億5,000万円(売上の1.25倍・営業利益の3.6倍)
  • ブランディングテクノロジー株式会社の外壁塗装コンシェルジュ事業1億円
  • PCHホールディングス株式会社(HITOWAキャリアサポート株式会社の持株会社)1億8,000万円(売上の0.08倍)
  • アップルワールド・ホールディングス株式会社14億3,400万円(売上の1.99倍)※営業赤字での譲渡
  • 株式会社三光アド30億2,600万円(売上の1.49倍・営業利益の5.5倍)
  • 株式会社エリアビジネスマーケティング3億円
  • エアロノーツ株式会社2億5,000万円(売上の1.67倍・営業利益の15.6倍)
  • 株式会社リジョブ19億8,000万円(売上の2.21倍・営業利益の38.1倍)
  • 株式会社ブレイン・ラボ11億7,000万円(売上の3.89倍・営業利益の15.4倍)
  • インターキャピタル証券株式会社5,798万円(売上の3.05倍)※営業赤字での譲渡

自社だといくらになるかは、売却相場の考え方をご覧ください。

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本ページは株式会社じげんが公表した適時開示をもとに編集部が整理したものです。 同社とは資本関係・提携関係はなく、掲載にあたって金銭のやり取りはありません。 内容に誤りがある場合はお問い合わせよりご連絡ください。最終更新:2026年10月9日