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株式会社マツキヨココカラ&カンパニーのM&A実績

2031年3月期までの中期経営目標で「連合体構想」を掲げ、地域のドラッグストア・調剤薬局を、社名と独自性を残したままグループに迎える方針の会社です。そのために2025年8月、マツモトキヨシ・ココカラファインのどちらにも属さない受け皿の中間持株会社(アンドカンパニー)を新設しました。九州北部で119店舗の新生堂薬局、東京・埼玉で20店舗のユニバーサルドラッグと、売り手はいずれも創業家・個人オーナーです。2026年にはオーガニックコスメのメーカーも投資ファンドから買っています。

株式会社マツキヨココカラ&カンパニーが公表した適時開示3件をもとに整理しています。データ時点:2026年10月9日(新しい開示が出たら追加します)

会社概要

本社
東京都文京区
設立
―
事業内容
ドラッグストア「マツモトキヨシ」「ココカラファイン」と調剤薬局を全国に展開するグループの持株会社
売上高
11,174億4,000万円(2026年3月期(連結))
営業利益
849億3,500万円
純資産
5,444億5,100万円

どんな会社を買っているか

買う業種
ドラッグストア・調剤薬局(地域チェーン)/化粧品の企画開発・販売
対象の規模
対象の売上 45.8億円〜287.3億円
手法
株式譲渡で100%取得(子会社化)。グループの中間持株会社アンドカンパニーやMCCマネジメントが買い手になる形
赤字でも買うか
黒字の会社のみ
買収後の扱い
買った会社は社名のまま子会社として残しています。地域のドラッグストア・調剤薬局は、マツモトキヨシやココカラファインの傘下に組み込まず、アンドカンパニーという別の中間持株会社の下に置き、「各社の独自性を発揮していただく」と開示しています。ジョンマスターでは、事業会社の社長は続投し、持株会社の社長と会長職には親会社の役員が就きました。
  • 取得価額は全件で非開示です。理由は毎回「守秘義務契約を締結している」。算定方法は「第三者機関による株主価値算定結果を踏まえ、相手先との協議により決定」と書かれています
  • 純資産額の15%を下回るといった水準の記述もありません。金額の上限・下限は開示からは読めません。対象の利益や純資産も開示されておらず、分かるのは売上高だけです
  • 2021年のマツモトキヨシホールディングスとココカラファインの経営統合(上場企業同士)は、この一覧には入れていません。現在の会社はこの統合で生まれたものです
  • 逆に売る側に回ったこともあります。2014年には、子会社の茂木薬品商会が営んでいた一般用医薬品の卸売事業(売上166億2,700万円)を、会社分割で切り出してアルフレッサ ヘルスケアへ譲渡しています

買収の履歴3件

すべて同社が公表した適時開示から転記しています。「―」は開示が無いか、 まだ取り込めていない項目です。

2026年8月24日株式譲渡(子会社MCCマネジメントが100%取得=孫会社化)

株式会社ジョンマスターホールディングス

オーガニック・ナチュラルコスメ「ジョンマスターオーガニック」の企画開発・販売(持株会社と事業会社1社)/東京都港区/2022年5月(傘下の事業会社は2005年6月)設立

取得価額
―
対象の売上
46億5,200万円
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:2025年9月期(事業会社)/譲渡前の株主:AG3号投資事業有限責任組合54.4%、AG Chorus Limited Partnership 22.8%、AG Concert Limited Partnership 22.8%(投資ファンド)/守秘義務契約により非開示。第三者機関による株主価値算定結果を踏まえ、相手先との協議により決定/傘下の事業会社ジョンマスターオーガニックグループの売上高。持株会社自体の数字は開示されていない

買収理由:ブランド力と製品開発力に、グループの1.7億超の顧客接点と3,600店舗超の流通網を掛け合わせ、プレミアムコスメ市場を伸ばす

事業会社の売上46億5,200万円。売り手は投資ファンドで、2022年に作られた持株会社ごと引き取る形です。ファンドが持っていたブランドメーカーの次の行き先が、販路を持つ小売大手だったという例です。開示文は「ブランド価値、洗練された企業文化、そして現場で働く社員の皆様の想いを最大限に尊重・承継すること」を最優先と書いています。実際、事業会社の代表取締役社長は続投し、入れ替わったのは持株会社の社長と事業会社の会長・取締役でした。

買収後存続2026年10月9日時点

2026年9月7日に全株式の取得が完了し、社名のまま子会社になりました。持株会社の社長はマツキヨココカラの代表取締役副社長に交代、事業会社の社長(大滝雄一郎氏)は続投しています。

確認元:株式会社ジョンマスターホールディングスの完全子会社化に伴う新体制について

出典:当社子会社による株式会社ジョンマスターホールディングスの株式取得(子会社化)に関するお知らせ

2026年2月13日株式譲渡(子会社アンドカンパニーが100%取得=孫会社化)

ユニバーサルドラッグ株式会社

ドラッグストア・調剤薬局(東京都・埼玉県で20店舗)/東京都北区/1986年6月設立

取得価額
―
対象の売上
45億7,500万円
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:2025年8月期/譲渡前の株主:個人(「大株主が個人であり、守秘義務契約を締結している」として氏名・比率とも非開示)/守秘義務契約により非開示。第三者機関による株主価値算定結果を踏まえ、相手先との協議により決定

買収理由:連合体構想の実現と事業規模の拡大

東京・埼玉で20店舗、売上45億7,500万円、資本金1,000万円。この会社の案件でいちばん小さい規模です。全国3,600店舗超のグループから見れば20店舗はわずかですが、それでも個人オーナーから100%を買っています。地域で根を張った数十店舗規模のチェーンも、大手の買収対象に入ることを示す例です。株主が個人であることを理由に、株主名そのものも伏せられています。

買収後存続2026年10月9日時点

2026年4月1日に株式取得予定として開示され、その後の商号変更や合併の開示はありません。

確認元:当社子会社によるユニバーサルドラッグ株式会社の株式取得に関するお知らせ

出典:当社子会社によるユニバーサルドラッグ株式会社の株式取得に関するお知らせ

2025年8月13日株式譲渡(子会社アンドカンパニーが100%取得=孫会社化)

株式会社新生堂薬局

調剤薬局・調剤併設型ドラッグストア(九州北部を中心にグループで119店舗)/福岡県福岡市/1984年3月設立

取得価額
―
対象の売上
287億3,100万円
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:2024年9月期(単純合算)/譲渡前の株主:水田怜(社長)56.6%、水田かおる23.2%、株式会社SHIP(水田怜氏が代表の資産管理会社)15.5%ほか/守秘義務契約により非開示。第三者機関による株主価値算定結果を踏まえ、相手先との協議により決定/子会社との単純合算

買収理由:連合体構想の実現と、九州北部でのグループシェア拡大

1978年創業、グループ119店舗・売上287億3,100万円。社長本人、親族、社長の資産管理会社に株が分かれていましたが、まとめて100%が譲渡されています。この買収に合わせて、マツモトキヨシ・ココカラファインのどちらにも属さない中間持株会社アンドカンパニーが新設され、その最初の案件になりました。開示文は「各社の独自性を発揮していただくため」と説明しており、大手の看板に掛け替えず、地域での屋号と役割を残す前提で買われています。

買収後存続2026年10月9日時点

2025年10月1日に株式譲渡実行予定として開示され、その後の商号変更や合併の開示はありません。

確認元:当社子会社による株式会社新生堂薬局の株式取得に関するお知らせ

出典:当社子会社による株式会社新生堂薬局の株式取得に関するお知らせ

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本ページは株式会社マツキヨココカラ&カンパニーが公表した適時開示をもとに編集部が整理したものです。 同社とは資本関係・提携関係はなく、掲載にあたって金銭のやり取りはありません。 内容に誤りがある場合はお問い合わせよりご連絡ください。最終更新:2026年10月9日