3387東証プライム

株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスのM&A実績

「グループ連邦経営」を掲げ、10年以上にわたって国内の飲食チェーンを買い続けている会社です。ラーメン店10店舗の個人経営の会社から、売上100億円超の地方チェーンまでを対象にしており、売り手は創業者個人、創業家、投資ファンド、JTやオリエンタルランドといった大企業まで幅があります。開示文では「事業承継スキーム」「地方老舗企業の事業承継案件」と、後継者問題の受け皿であることを自ら書いています。

株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスが公表した適時開示15件をもとに整理しています。データ時点:2026年10月9日(新しい開示が出たら追加します)

会社概要

本社
東京都品川区
設立
―
事業内容
商業施設内のレストラン・フードコートを軸に、ラーメン、和食、ベーカリー、居酒屋など多数の外食ブランドを束ねる持株会社
売上高
1,654億4,900万円(2026年2月期(連結・IFRS))
営業利益
79億4,400万円
純資産
478億8,800万円

どんな会社を買っているか

買う業種
ラーメン・つけ麺/和食レストラン・そば・うどん/洋食/ベーカリー・ベーグル/居酒屋/商業施設内のレストラン・フードコート
対象の規模
対象の売上 2.1億円〜200億円(中心は5億円〜15億円)
手法
株式譲渡(100%取得)が中心。ラーメンはクリエイト・ヌードルズ、ベーカリーはグルメブランズカンパニーといった子会社が買い手になる「孫会社化」も使う。売り手が事業を新設分割で切り出し、その新会社の株式を買う形もある
赤字でも買うか
買っている(実績あり)
買収後の扱い
買った会社は社名のまま子会社として残すのが基本です。いっちょう、遊鶴、サンジェルマン、ロン、イノセンスなどは現在もグループ会社一覧に載っています。ただし数年たつと同じ業態の子会社どうしをまとめることがあり、2020年には木屋フーズとクリエイト・ベイサイドがクリエイト・ダイニングに、2025年にはYUNARI(つけめんTETSU)が一幻フードカンパニーに吸収合併されました。法人は消えても、店のブランドは残すのがこの会社のやり方です。
  • 取得価額を開示することが多い会社です。国内15件のうち8件で金額が出ています。ロン、一幻、いっちょうなど、個人オーナーから買った案件でも金額と直近3期の業績がそろって開示されています
  • 倍率は案件によって大きく違います。営業利益に対して、いっちょうは約8.8倍、一幻は約7.4倍、ロンは約14.5倍、YUNARIは約14.4倍でした
  • 営業赤字や債務超過の会社も買っています。アールシー・ジャパン(純資産マイナス5億9,700万円)とサンジェルマン(同マイナス39億2,900万円)はいずれも、売り手の増資などで債務超過を解消してから引き渡す条件でした
  • ミシュランのビブグルマン、グルメサイトの「百名店」選出など、ブランドの外部評価を取得理由の筆頭に書くのが特徴です。店舗数が少なくても、名前の知られた店を持っている会社が買われています

買収の履歴15件

すべて同社が公表した適時開示から転記しています。「―」は開示が無いか、 まだ取り込めていない項目です。

2026年7月14日株式譲渡(子会社クリエイト・ヌードルズが取得=孫会社化)

株式会社イノセンス

ラーメン店10店舗の運営(「らぁめん小池」「中華蕎麦にし乃」「キング製麺」「つけめん金龍」など)/東京都世田谷区/2015年12月設立

取得価額
―
対象の売上
5億6,100万円
対象の営業利益
4,000万円
対象の純資産
―

決算期:2025年9月期/譲渡前の株主:個人1名(水原 裕満)が100%保有/開示に取得価額の記載なし

買収理由:ラーメン事業のブランドポートフォリオ強化と、グループの店舗開発情報・購買物流網の活用

東京都内に10店舗、資本金400万円。売上5億6,100万円・営業利益4,000万円。開示文の大半は、ミシュランのビブグルマン選出(らぁめん小池は2016〜2022年)やグルメサイトの評価の説明に充てられています。規模よりも「名前の通った店を持っていること」が評価された案件です。創業者が1人で全株を持つ、設立10年ほどの会社でも上場企業グループに入れています。

買収後存続2026年10月9日時点

2026年9月1日に株式取得予定として開示され、現在のグループ会社一覧にイノセンスが掲載されています。

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:当社子会社による株式会社イノセンスの株式取得に関するお知らせ

2026年1月14日売り手が新設分割で事業を切り出し、その新会社の株式を子会社グルメブランズカンパニーが取得(孫会社化)

株式会社Tecona Bagel

ベーグル専門店「テコナベーグル」など3店舗の運営、パン・焼き菓子の製造販売/東京都渋谷区/2026年1月(新設分割により設立)設立

取得価額
―
対象の売上
2億1,200万円
対象の営業利益
1,300万円
対象の純資産
―

決算期:2025年9月期(分割元の対象事業・参考値)/譲渡前の株主:DADACA HOLDINGS PTE.LTD.(シンガポール法人、CEOは創業者の田島慎也氏)が100%保有/開示に取得価額の記載なし/分割元の株式会社DADACAの2025年9月期における、譲受対象事業の売上高(参考値)。新設会社のため確定した決算はない

買収理由:ベーカリー事業(グルメブランズカンパニー、サンジェルマン、レフボン)のブランド強化

この会社の国内案件で最小の規模です。店舗は代々木八幡と自由が丘の3店、対象事業の売上は2億1,200万円・営業利益1,300万円。売り手は自分の会社からベーグル事業だけを新設分割で切り出し、その新会社を売っています。グルメサイトのベーカリー百名店に国内のベーグル専門店で最多選出、という外部評価が取得理由の中心でした。代表者は取得後にグループ側の社長へ交代する予定と書かれています。

買収後存続2026年10月9日時点

2026年2月1日に株式取得予定として開示され、その後の合併などの開示はありません。グループ会社一覧には親会社のグルメブランズカンパニーのみが載っており、Tecona Bagel自体の掲載は確認できないため、存続は推定です。

確認元:当社子会社による株式会社Tecona Bagelの株式取得に関するお知らせ

出典:当社子会社による株式会社Tecona Bagelの株式取得に関するお知らせ

2026年1月14日株式譲渡(子会社化)

株式会社ロン

洋食店「グリルRON」、「大阪トンテキ」など梅田エリアを中心に10店舗の運営/大阪府大阪市/1983年4月設立

取得価額
8億8,700万円
対象の売上
12億3,500万円
対象の営業利益
6,100万円
対象の純資産
6億9,300万円

決算期:2025年3月期/譲渡前の株主:個人2名が100%保有(氏名は守秘義務により非開示)/アドバイザリー費用等76百万円を加えた合計額は963百万円

買収理由:日常食としての洋食カテゴリーの強化と、グループ内フランチャイズ展開などのシナジー

業歴42年の洋食店。売上12億3,500万円・営業利益6,100万円・純資産6億9,300万円に対し、8億8,700万円で売れています。純資産の約1.3倍、営業利益の約14.5倍です。営業利益は2期前がマイナス300万円、前期1,900万円、直近6,100万円と回復してきたところでした。一度赤字に落ちても、回復の途中で売ることはできます。阪急三番街やホワイティうめだなど梅田の主要商業施設に店を持っていたことが、取得理由に挙げられています。

買収後存続2026年10月9日時点

2026年3月1日に株式取得予定として開示され、現在のグループ会社一覧にロンが掲載されています。

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:株式会社ロンの株式取得に関するお知らせ

2024年9月6日株式譲渡(子会社化)

株式会社一幻フードカンパニー

ラーメン店「えびそば一幻」の運営(国内外11店舗)、土産用ラーメンの販売/北海道札幌市/2001年6月設立

取得価額
14億8,500万円
対象の売上
10億5,800万円
対象の営業利益
2億100万円
対象の純資産
2億5,800万円

決算期:2024年4月期/譲渡前の株主:個人1名が100%保有(氏名は守秘義務により非開示)/当初は「株式取得日前日までの財務状況を反映して最終確定する」として未定。2024年12月19日に確定し、アドバイザリー費用等14百万円を加えた合計は1,499百万円。外部の弁護士・公認会計士による法務・財務デューデリジェンスの結果を勘案して協議のうえ算定

買収理由:麺カテゴリーの強化とネクストコアブランドの育成

売上10億5,800万円・営業利益2億100万円(利益率19%)。14億8,500万円で、営業利益の約7.4倍です。売上は6億800万円→9億1,000万円→10億5,800万円と3期で7割伸びていました。伸びている最中に売ると、価格の根拠になる数字がそろいます。価格は契約時に決めず、引き渡し前日の財務状況で最終確定する方式でした。なお純資産は前期6億2,600万円から2億5,800万円に減っていますが、理由は開示されていません。

買収後社名変更2026年10月9日時点

2025年12月1日付で、グループ内のYUNARI(つけめんTETSU)と狼煙を吸収合併する存続会社となり、商号を「株式会社クリエイト・ヌードルズ」に変更しました。法人は残り、グループのラーメン事業の中核になっています。(根拠は2025年10月14日開示の「グループ内組織再編(連結子会社間の吸収合併)とそれに伴う子会社の商号変更に関するお知らせ」)

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:株式会社一幻フードカンパニーの株式取得に関するお知らせ

2022年9月15日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社サンジェルマン(子会社の北海道サンジェルマンを含む)

ベーカリー「サンジェルマン」など78店舗の運営。子会社の北海道サンジェルマンはスーパー内などに68店舗/神奈川県横浜市/1994年5月(創業1934年)設立

取得価額
23億4,000万円
対象の売上
90億7,500万円
対象の営業利益
△5億8,200万円
対象の純資産
△39億2,900万円

決算期:2021年12月期/譲渡前の株主:日本たばこ産業株式会社(上場企業)が100%保有/アドバイザリー費用等(概算)22百万円を加えた合計は2,362百万円。株式譲渡契約に基づき取得後に価格調整が行われるため変動の可能性あり/サンジェルマン単体。子会社の北海道サンジェルマン(売上2,497百万円・営業損失32百万円・純資産477百万円)も同時にグループ入り

買収理由:ベーカリー事業を新しい主力事業の一つにする

3期連続の営業赤字、純資産マイナス39億2,900万円の債務超過でした。それでも23億4,000万円で売れています。ただし開示には「純資産のマイナスは株式取得日までに解消される予定」とあり、売り手側が債務超過を解消してから引き渡す条件でした。売り手はJTで、本業から離れた事業を外食専業の会社に渡す形です。大企業の子会社なので規模は大きいですが、赤字でも「伝統のブランドと厚い顧客基盤」があれば引き受け手がいることを示しています。

買収後存続2026年10月9日時点

現在のグループ会社一覧にサンジェルマンが掲載されています。北海道サンジェルマンの社名は一覧になく、代わりに「レフボン」(北海道サンジェルマンの主力ブランド名)が載っていることから、社名を変えて存続していると推定されますが、商号変更の開示は確認できていません。

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:株式会社サンジェルマンの株式取得に関するお知らせ

2019年9月2日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社いっちょう

和食レストラン「いっちょう」40店舗、焼肉「萬家」5店舗の運営/群馬県太田市/2003年11月設立

取得価額
70億円
対象の売上
113億3,300万円
対象の営業利益
7億9,500万円
対象の純資産
29億9,700万円

決算期:2018年9月期/譲渡前の株主:藤田有宏42.7%、株式会社ライズ(創業家の資産管理会社)37.5%、藤田るい子5.4%、藤田勝好4.3%ほか/アドバイザリー費用等(概算)10百万円を加えた合計は7,010百万円

買収理由:事業承継スキームによる北関東の有力外食企業の取り込みと、セントラルキッチンの運用ノウハウの獲得

売上113億3,300万円・営業利益7億9,500万円・純資産29億9,700万円に対し、70億円。営業利益の約8.8倍、純資産の約2.3倍です。開示文に「事業承継スキームを通じて」と明記された案件で、株主は創業家の個人3名と、家族で持つ資産管理会社でした。株を家族と資産管理会社に分けて持っていても、まとめて100%売れています。セントラルキッチンと自社物流という「仕組み」が評価の中心でした。

買収後存続2026年10月9日時点

現在のグループ会社一覧にいっちょうが掲載されています。

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:株式会社いっちょうの株式取得に関するお知らせ

2019年5月30日株式譲渡(当時の上場子会社SFPホールディングスが取得=孫会社化)。発行済株式の99.8%を取得

株式会社クルークダイニング

「からあげセンター」など長野県で12業態22店舗の飲食店運営/長野県安曇野市/2000年12月設立

取得価額
―
対象の売上
10億1,000万円
対象の営業利益
1,700万円
対象の純資産
1億4,300万円

決算期:2018年6月期/譲渡前の株主:個人1名(北澤 憲彦)から取得/相手先との守秘義務契約により非開示

買収理由:地方の居酒屋会社と組み、磯丸水産などのブランド運営を委託する「SFPフードアライアンス構想」の第2号

売上10億1,000万円・営業利益1,700万円・純資産1億4,300万円。売上は7億1,200万円→10億1,000万円と伸びる一方、営業利益は4,600万円→1,700万円と下がっていました。利益が細っている局面でも、地域での運営ノウハウがあれば買い手はつきます。買い手のブランドの運営を受託しつつ、自社ブランドの広域展開を支援してもらう、という組み方です。

買収後存続2026年10月9日時点

現在のグループ会社一覧に「Clooc Dining」として掲載されており、クルークダイニングと推定されます。親会社のSFPホールディングスは2026年にクリエイト・レストランツ・ホールディングスへ合併されています。

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:当社連結子会社(SFPホールディングス株式会社)による株式取得に関するお知らせ

2019年1月31日株式譲渡(完全子会社化)

木屋フーズ株式会社

うどん・そばの老舗「銀座木屋」など7店舗の運営/東京都品川区/2016年11月(創業1970年)設立

取得価額
―
対象の売上
7億8,400万円
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:2018年8月期/譲渡前の株主:アント・ブリッジ4号A投資事業有限責任組合(投資ファンド)が100%保有/相手先との守秘義務契約により非開示

買収理由:老舗ブランドの獲得と、銀座・羽田空港など都内好立地店舗による安定収益

創業1970年の老舗ですが、法人は2016年設立で、一度投資ファンドに渡ったあと、ファンドから事業会社へ売られた案件です。業績は守秘義務契約により売上7億8,400万円しか開示されていません。羽田空港店がグループ初出店になる点が、取得理由に挙げられています。

買収後吸収合併2026年10月9日時点

2020年9月1日付で、グループ内のクリエイト・ダイニングに吸収合併されました(クリエイト・ベイサイドも同時に合併)。コロナ下での本社部門の効率化が目的で、「銀座木屋」のブランドはクリエイト・ダイニングで運営されています。取得から約1年半後のことです。(根拠は2020年7月9日開示の「グループ内組織再編とそれに伴う一部子会社の商号変更に関するお知らせ」)

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:うどん・そばの老舗「銀座木屋」運営会社の株式の取得に関するお知らせ

2019年1月24日株式譲渡(当時の上場子会社SFPホールディングスが取得=孫会社化)

株式会社ジョー・スマイル

居酒屋「前川水軍」など熊本県での飲食店運営/熊本県熊本市/1993年2月設立

取得価額
―
対象の売上
14億7,900万円
対象の営業利益
1億4,200万円
対象の純資産
3億7,800万円

決算期:2018年3月期/譲渡前の株主:個人1名(前川 浩幸)から取得/相手先との守秘義務契約により非開示

買収理由:地方の居酒屋会社と組み、磯丸水産などのブランド運営を委託する「SFPフードアライアンス構想」の第1号

売上14億7,900万円・営業利益1億4,200万円(利益率9.6%)・純資産3億7,800万円。売上は3期で11億5,900万円→14億7,900万円と伸びていました。地方で居酒屋を経営するオーナーが、全国チェーンの「提携先」として会社を売った例です。売った後も自社ブランドは残し、買い手の看板ブランドの運営も担う形でした。

買収後存続2026年10月9日時点

現在のグループ会社一覧に「Joh Smile」として掲載されており、ジョー・スマイルと推定されます。親会社のSFPホールディングスは2026年にクリエイト・レストランツ・ホールディングスへ合併されています。

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:当社連結子会社(SFPホールディングス株式会社)による株式取得に関するお知らせ

2018年11月20日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社はしもと(現・株式会社遊鶴)

「ごまそば遊鶴」など10店舗の運営、麺類の製造販売/北海道札幌市/1976年7月(創業1968年)設立

取得価額
―
対象の売上
9億5,900万円
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:2018年5月期/譲渡前の株主:橋本毅氏ほか個人4名/開示に取得価額の記載なし

買収理由:地方老舗企業の事業承継案件として北海道の基盤を強化し、製麺を生かしたグループ内シナジーを出す

創業50年の札幌のそば店で、売上9億5,900万円。開示文に「地方老舗企業の事業承継案件」とはっきり書かれています。社長を含む個人4名が株主の同族会社でした。取得と同時に社名を看板ブランドの「遊鶴」に変えています。

買収後社名変更2026年10月9日時点

取得日の2018年12月1日付で株式会社はしもとから株式会社遊鶴に商号変更する予定と開示され、現在のグループ会社一覧に遊鶴が掲載されています。

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:ごまそば「遊鶴」運営会社の株式の取得に関するお知らせ

2018年1月12日売り手が新設分割で直営飲食事業を切り出し、その新会社の株式を取得(完全子会社化)

株式会社イクスピアリの直営飲食事業(株式会社クリエイト・ベイサイド)

複合商業施設「イクスピアリ」内のレストラン9店舗とフードコート8ブースの運営/千葉県浦安市(事業所在地)/2018年3月(新設分割により設立)設立

取得価額
―
対象の売上
24億円
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:2017年3月期(分割元の対象事業)/譲渡前の株主:株式会社イクスピアリ(オリエンタルランドの子会社)/開示に取得価額の記載なし/イクスピアリ社の2017年3月期における直営飲食事業の売上高(開示では「約24億円」)

買収理由:イクスピアリ内のグループ既存店とあわせた管理効率とシナジーの向上

商業施設の運営会社が、自社で直接やっていた飲食部門だけを新会社に切り出して売った案件です。本業(施設運営)と飲食店運営を分け、飲食は外食専業に任せる形でした。部門単位でも、まとまった店舗群であれば会社として売ることができます。

買収後吸収合併2026年10月9日時点

2020年9月1日付で、グループ内のクリエイト・ダイニングに吸収合併されました(木屋フーズも同時に合併)。(根拠は2020年7月9日開示の「グループ内組織再編とそれに伴う一部子会社の商号変更に関するお知らせ」)

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:株式会社イクスピアリの直営飲食事業の譲受けに関するお知らせ

2015年8月4日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社アールシー・ジャパン

イクスピアリ内の「レインフォレストカフェ」など4店舗の運営(同ブランドの日本でのフランチャイズ権を保有)/千葉県浦安市/1999年10月設立

取得価額
6,000万円
対象の売上
12億1,200万円
対象の営業利益
300万円
対象の純資産
△5億9,700万円

決算期:2015年3月期/譲渡前の株主:株式会社オリエンタルランド(上場企業)が100%保有/アドバイザリー費用等(概算)5百万円を加えた合計は65百万円

買収理由:海外の著名ブランドの獲得と、観光立地での事業強化

売上12億1,200万円に対し、価格は6,000万円。売上の約5%です。営業利益は300万円とほぼ収支トントンで、純資産はマイナス5億9,700万円の債務超過でした。開示には「株式取得日までに現株主による増資を予定しており、債務超過は解消される見通し」とあります。債務超過の会社は、売り手が穴埋めしたうえで、ほぼ名目的な価格で渡されることがある、という実例です。

買収後社名変更2026年10月9日時点

2016年9月1日付で、グループ内の2社を吸収合併する存続会社となり、商号を「株式会社クリエイト・ダイニング」に変更しました。その後も木屋フーズなどを合併する側になっており、現在のグループ会社一覧にもクリエイト・ダイニングが掲載されています。(根拠は2016年6月15日開示の「グループ内組織再編とそれに伴う一部子会社の商号変更に関するお知らせ」)

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:株式会社アールシー・ジャパンの株式の取得(連結子会社化)に関するお知らせ

2015年5月28日株式譲渡(子会社化)。発行済株式の99.8%を取得

株式会社KRフードサービス

和食レストラン「かごの屋」88店舗など国内外106店舗の運営/大阪府大阪市/2012年2月(創業1974年)設立

取得価額
149億7,000万円
対象の売上
200億9,700万円
対象の営業利益
8億8,100万円
対象の純資産
85億2,100万円

決算期:2015年3月期/譲渡前の株主:OPI2002投資事業組合(オリックス系の投資ファンド)99.8%、社長0.2%/アドバイザリー費用等(概算)9百万円を加えた合計は14,979百万円。取得資金はみずほ銀行からの借入14,980百万円/2014年4月に食品事業を分割譲渡しており、前期(26,374百万円)とは事業範囲が異なる

買収理由:グループが本格参入していなかった郊外ロードサイド立地への進出

売上200億円・営業利益8億8,100万円・純資産85億2,100万円。149億7,000万円で、営業利益の約17倍、純資産の約1.8倍です。この会社の案件で最大の規模です。売り手は投資ファンドで、ファンドが育てた会社を事業会社が引き取る流れの典型です。社長も0.2%を持っていました。規模は大きいですが、出口の形として参考になります。

買収後存続2026年10月9日時点

2022年9月1日付で、持株会社の株式会社KRホールディングス(当社持株比率99.86%)が100%子会社の株式会社KRフードサービスを吸収合併し、商号をKRフードサービスに変更しました。KRフードサービスの名前は現在のグループ会社一覧にも残っていますが、取得時の法人が合併の存続側・消滅側のどちらに当たるかは開示から読み取れないため、存続は推定です。

確認元:子会社の合併(特定子会社の異動)に関するお知らせ

出典:株式会社KRフードサービスの株式の取得に関するお知らせ

2014年11月19日株式譲渡(子会社化)。発行済株式の99.97%を取得

R21Cuisine株式会社

小籠包専門店「南翔饅頭店」六本木ヒルズ店の運営/大阪府大阪市/2007年12月設立

取得価額
1億8,000万円
対象の売上
2億2,600万円
対象の営業利益
1,000万円
対象の純資産
1億2,400万円

決算期:2014年9月期/譲渡前の株主:皇家名菜私人有限公司(インドネシア)59.98%、裕海实业有限公司(香港)39.99%/アドバイザリー費用等の記載なし

買収理由:フランチャイズで展開していた南翔饅頭店ブランドを、日本での本部ごと取り込む

売上2億2,600万円・営業利益1,000万円・純資産1億2,400万円の会社を1億8,000万円で取得。純資産の約1.5倍、営業利益の約18倍です。買い手はもともとこの会社のフランチャイズ加盟者で、従業員5名を出向させ、本社業務と旗艦店の運営も受託していました。取引先や加盟者が、そのまま買い手になる例です。

買収後不明2026年10月9日時点

取得時に社名を「クリエイト南翔(仮称)」に変える予定と開示されていました。南翔饅頭店は2020年時点でクリエイト・ダイニングが運営していますが、この法人がいつ、どの会社に統合されたかは開示から確認できていません。(根拠は2020年7月9日開示の「グループ内組織再編とそれに伴う一部子会社の商号変更に関するお知らせ」)

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:R21Cuisine株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

2014年3月19日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社YUNARI

「つけめんTETSU」「江戸前煮干中華そば きみはん」など首都圏で21店舗の運営/東京都荒川区/2008年1月設立

取得価額
15億円
対象の売上
13億7,200万円
対象の営業利益
1億400万円
対象の純資産
1億3,800万円

決算期:2012年12月期/譲渡前の株主:創業者個人1名(小宮 一哲)が100%保有/アドバイザリー費用等(概算)6百万円を加えた合計は1,506百万円。基本合意時点での開示(株式譲渡契約は2014年4月中旬、取得は4月30日の予定)

買収理由:つけ麺ブランドの獲得によるグループの成長

創業6年、資本金300万円の会社が15億円で売れています。売上13億7,200万円・営業利益1億400万円・純資産1億3,800万円に対し、営業利益の約14.4倍、純資産の約11倍です。純資産が小さくても、売上が8億900万円→13億7,200万円と伸びているブランドには、利益の積み上げではなく将来性に値段がつきます。

買収後吸収合併2026年10月9日時点

取得後11年ほど子会社として続いた後、2025年12月1日付で一幻フードカンパニー(現・クリエイト・ヌードルズ)に吸収合併されました。「つけめんTETSU」のブランドはクリエイト・ヌードルズで運営されています。(根拠は2025年10月14日開示の「グループ内組織再編(連結子会社間の吸収合併)とそれに伴う子会社の商号変更に関するお知らせ」)

確認元:グループ会社一覧(クリエイト・レストランツ・ホールディングス公式サイト)

出典:株式会社YUNARIの株式取得に関するお知らせ

この会社に売るといくらか

取得価額が開示された8件の実績です。公表されている数字をそのまま並べたもので、 自社の価格を保証するものではありません。 営業利益率が低い業種では営業利益の倍率が大きく出るので、売上との比もあわせてご覧ください。

  • 株式会社ロン8億8,700万円(売上の0.72倍・営業利益の14.5倍)
  • 株式会社一幻フードカンパニー14億8,500万円(売上の1.40倍・営業利益の7.4倍)
  • 株式会社サンジェルマン(子会社の北海道サンジェルマンを含む)23億4,000万円(売上の0.26倍)※営業赤字での譲渡
  • 株式会社いっちょう70億円(売上の0.62倍・営業利益の8.8倍)
  • 株式会社アールシー・ジャパン6,000万円(売上の0.05倍・営業利益の20.0倍)
  • 株式会社KRフードサービス149億7,000万円(売上の0.74倍・営業利益の17.0倍)
  • R21Cuisine株式会社1億8,000万円(売上の0.80倍・営業利益の18.0倍)
  • 株式会社YUNARI15億円(売上の1.09倍・営業利益の14.4倍)

自社だといくらになるかは、売却相場の考え方をご覧ください。

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本ページは株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスが公表した適時開示をもとに編集部が整理したものです。 同社とは資本関係・提携関係はなく、掲載にあたって金銭のやり取りはありません。 内容に誤りがある場合はお問い合わせよりご連絡ください。最終更新:2026年10月9日