株式会社ワキタのM&A実績
各地の建機レンタル・販売会社を、オーナー社長から1社ずつ買い足している会社です。埼玉、長野、福岡、横浜、滋賀、栃木と地域を変えながら、売上4億円前後の地場のレンタル会社まで買っています。2019年からは福祉用具のレンタル卸にも参入し、こちらは事業会社グループの子会社を3社続けて引き受けています。
株式会社ワキタが公表した適時開示16件をもとに整理しています。データ時点:2026年10月9日(新しい開示が出たら追加します)
会社概要
- 本社
- 大阪府大阪市西区
- 設立
- 1949年5月
- 事業内容
- 土木・建設機械のレンタル・販売を主力に、福祉用具のレンタル卸などの商事事業、ホテル等の不動産事業も営む会社
- 売上高
- 932億2,200万円(2026年2月期(連結))
- 営業利益
- 52億8,200万円
- 純資産
- 1,031億7,500万円
どんな会社を買っているか
- 買う業種
- 建設機械のレンタル・販売(地域の建機レンタル会社)/建設機械の製造・部品卸/クレーンの揚重/測量・建設ICT/福祉用具のレンタル卸
- 対象の規模
- 対象の売上 3.9億円〜71.4億円
- 手法
- 株式譲渡(子会社化)が中心で、100%取得が多い。80%・90%だけを取得する案件もある。持株会社ごとの取得、事業譲受も使う
- 赤字でも買うか
- 買っている(実績あり)
- 買収後の扱い
- 買った会社は社名のまま子会社として残すのが基本です。一部は社名に「ワキタ」を冠した形に変わっています(ワキタ・ヤマケイ、ワキタCSS技術開発、ワキタケアネット)。一方で、関係会社として一緒に買った小さな会社(クリーン長野、信陽サービス、持株会社のリフテック)や九州の2社の旧社名は、現在のグループ会社一覧に見当たりません。
- 取得価額は16件中2件だけ開示されています(日東レンタル24億3,900万円、ケアレックス52億円)。ほかは「守秘義務により非公表」ですが、第三者によるデューデリジェンスや株式価値の算定を勘案して決めたと毎回書かれています
- 営業赤字や債務超過の会社も買っています。泉リースと信陽機材リース販売は直近期が営業赤字、ヤマケイは3期続けて債務超過でしたが、いずれも株式譲渡で会社ごと取得しています
- オーナー個人からの買収では、取締役会決議から株式譲渡の実行まで数日〜10日程度の予定で開示される案件が多く、公表時点で話はほぼまとまっています(九州の2社は約5か月)
- 対象の3期分の業績がほぼ毎回開示されるので、どの程度の規模・利益の会社が買われているかを具体的に確かめられます
買収の履歴16件
すべて同社が公表した適時開示から転記しています。「―」は開示が無いか、 まだ取り込めていない項目です。
株式会社シーティーエスの「Geo-Press Cloud」事業
クラウド転圧管理システム(建設ICT)の提供・レンタル/長野県上田市
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- ―
- 対象の営業利益
- ―
- 対象の純資産
- ―
決算期:非開示/譲渡前の株主:株式会社シーティーエス(事業会社)/非開示。「2027年2月期連結業績に与える影響は軽微」とのみ記載
買収理由:建設ICT分野のサービス充実。自社の建機顧客網とシステムを一体で提供する
会社ではなく、1つのシステム事業だけを切り出して売った例です。譲渡後も売り手のシーティーエスが技術支援を続け、譲渡日時点で契約中の顧客は満了まで売り手が対応し、次回からワキタが引き継ぐという役割分担が開示されています。全部を手放さず、得意な部分を残したまま販売網の強い会社に渡す形です。
ワキタの建機ポータルサイトで「Geo-Press」がワキタのサービスとして掲載されています。事業譲受のため法人の異動はありません。
ケアレックス株式会社
車いす・介護用ベッド等の福祉用具レンタル卸/東京都港区/1999年12月設立
- 取得価額
- 52億円
- 対象の売上
- 58億9,500万円
- 対象の営業利益
- 2億8,700万円
- 対象の純資産
- 14億1,300万円
決算期:2025年3月期/譲渡前の株主:H.U.グループホールディングス株式会社が100%保有/80%分の取得価額。第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案して決定。100%に引き直すと約65億円(計算値)
買収理由:福祉用具の卸レンタル事業の規模とエリアの拡大
売上58億9,500万円・営業利益2億8,700万円・純資産14億1,300万円。この会社の案件でいちばん大きく、金額も開示されています。2023年3月期は営業損失1億9,700万円、当期純損失は2期続いていましたが、直近期に営業利益2億8,700万円まで戻した局面での譲渡です。80%で52億円は、純資産の80%相当(約11億円)の4倍以上にあたります(計算値)。事業会社グループが持っていた子会社を、同じ事業を伸ばしている会社に渡した案件です。
2025年11月28日に株式譲渡実行予定として開示され、グループ会社一覧に「ケアレックス株式会社」が載っています(所在地は東京都千代田区に変わっています)。
日東レンタル株式会社
土木建設機械・各種車輌の賃貸、修理及び販売/栃木県小山市/2002年10月設立
- 取得価額
- 24億3,900万円
- 対象の売上
- 21億2,400万円
- 対象の営業利益
- 2億2,200万円
- 対象の純資産
- 17億4,500万円
決算期:2023年9月期/譲渡前の株主:町屋 清隆80.52%、ほか個人株主19名19.48%/90%分の取得価額。第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案して決定。100%に引き直すと約27億1,000万円(計算値)
買収理由:栃木県での建機事業の既存拠点とのシナジー
売上21億2,400万円・営業利益2億2,200万円・純資産17億4,500万円。オーナーの建機レンタル会社で、金額が開示された貴重な例です。90%で24億3,900万円は、純資産の90%相当(約15億7,000万円)の約1.55倍、100%換算で営業利益の約12倍にあたります(いずれも計算値)。売上は22億円前後で横ばいでも、営業利益2億円台を3期続け、総資産の半分以上を純資産で持っていた会社です。株主が社長を含む20名に分かれていても90%の取得が成立しています。なお開示後に、事業内容(「製造販売」→「賃貸、修理及び販売」)と純利益の単位の誤記が訂正されています。
株式会社ニチイケアネット
福祉用具のレンタル卸・販売卸、福祉用具カタログ製作/東京都千代田区/1998年10月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 51億6,500万円
- 対象の営業利益
- 4億3,800万円
- 対象の純資産
- 13億200万円
決算期:2022年3月期/譲渡前の株主:株式会社ニチイホールディングスが100%保有/相手先との協議による守秘義務により非公表。第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案して決定と記載
買収理由:福祉用具レンタル卸事業のエリア拡大
売上51億6,500万円・営業利益4億3,800万円・純資産13億200万円。営業利益は2億8,700万円→3億1,100万円→4億3,800万円と3期続けて伸びている局面での譲渡です。売り手は事業会社のグループで、その子会社が同業の買い手に移った形です。ワキタはこの2年後にケアレックスも買っており、同じ事業で続けて買う会社だと分かります。
グループ会社一覧に旧社名は無く、同じ東京都千代田区の「株式会社ワキタケアネット」(介護福祉用具の賃貸・販売)が載っています。商号変更後の同社と推定しています(商号変更の開示は確認していません)。
大裕株式会社
建設用機械の製造販売/大阪府寝屋川市/1962年5月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 8億5,000万円
- 対象の営業利益
- 8,600万円
- 対象の純資産
- 12億3,200万円
決算期:2022年4月期/譲渡前の株主:タイユウホールディング株式会社が100%保有(同社は野村 裕皓が100%保有)/相手先との協議による守秘義務により非公表。第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案して決定と記載
買収理由:土木・建設機械のICT分野での新たな展開
売上8億5,000万円・営業利益8,600万円・純資産12億3,200万円。創業60年のメーカーで、純資産が売上を上回る厚い財務の会社でした。売上は10億5,500万円→7億2,500万円→8億5,000万円、営業利益は1億5,200万円→2,100万円→8,600万円と波がありますが、黒字を保っています。オーナーが個人で直接持たず、持株会社を挟んで保有していた形でも、そのまま株式譲渡で売れています。
大喜産業株式会社
土木機械・建設機械・自動車等の賃貸/滋賀県守山市/1947年4月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 4億1,000万円
- 対象の営業利益
- 1,400万円
- 対象の純資産
- 2億400万円
決算期:2022年3月期/譲渡前の株主:吉川 喜彦85.4%、ほか個人株主1名14.6%/相手先との協議による守秘義務により非公表。第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案して決定と記載
買収理由:滋賀県での建機事業の既存拠点とのシナジー
売上4億1,000万円・営業利益1,400万円・純資産2億400万円。営業利益率は3%台、売上はほぼ横ばいの地場のレンタル会社です。それでも営業利益は800万円→1,000万円→1,400万円と少しずつ増えていました。利益が小さくても、地域の拠点と顧客を持っていれば同業の上場企業の買収対象になります。
株式会社ヤマケイ
土木機械・建設機械・自動車等の賃貸/神奈川県横浜市金沢区/1954年4月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 8億700万円
- 対象の営業利益
- 2,800万円
- 対象の純資産
- △6,000万円
決算期:2021年9月期/譲渡前の株主:佐藤 聡が100%保有/相手先との協議による守秘義務により非公表。第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案して決定と記載
買収理由:関東地区での建機事業の業容拡大と既存拠点とのシナジー
売上8億700万円・営業利益2,800万円。純資産はマイナス6,000万円の債務超過で、3期とも債務超過でした。それでも会社ごと株式譲渡で買われています。売上は7億200万円→7億2,100万円→8億700万円と伸びており、営業黒字は続いていました。債務超過でも、事業が回っていて拠点に価値があれば、会社ごと引き受ける買い手がいる例です。
グループ会社一覧に、同じ横浜市金沢区の「株式会社ワキタ・ヤマケイ」が載っています。社名に「ワキタ」を冠した商号に変わったものと推定しています(商号変更の開示は確認していません)。
株式会社九州機械センター
土木機械・建設機械・土木資材の販売、機械等の修理/福岡県糟屋郡須恵町/1984年3月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 10億3,500万円
- 対象の営業利益
- 1,900万円
- 対象の純資産
- 2億7,300万円
決算期:2020年3月期/譲渡前の株主:新留 幸一が100%保有/相手先との協議による守秘義務により非公表。第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案して決定と記載
買収理由:九州北部での建機事業の業容拡大と既存拠点とのシナジー
売上10億3,500万円・営業利益1,900万円・純資産2億7,300万円。売上は8億9,100万円→9億8,200万円→10億3,500万円と伸びていましたが、営業利益は2,000万円前後で、利益率は2%弱です。レンタル会社とあわせて2社を1人のオーナーがまとめて譲渡しています。
グループ会社一覧に旧社名は見当たらず、同じ須恵町の「株式会社グランドアース九州」が載っています。グランドアースと統合したとみられますが、合併や商号変更の開示は確認できていません。
株式会社グランドアース
土木機械・建設機械・車輌・発電機・ハウス等の賃貸/福岡県糟屋郡須恵町/1989年10月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 6億7,500万円
- 対象の営業利益
- 1,900万円
- 対象の純資産
- 1億9,300万円
決算期:2020年8月期/譲渡前の株主:新留 幸一が100%保有/相手先との協議による守秘義務により非公表。第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案して決定と記載
買収理由:九州北部での建機事業の業容拡大と既存拠点とのシナジー
売上6億7,500万円・営業利益1,900万円・純資産1億9,300万円。レンタルのグランドアースと販売・修理の九州機械センターという、同じオーナーの2社をセットで売った案件です。契約締結(2021年3月30日予定)から株式譲渡の実行(同年9月1日予定)まで約5か月の期間が置かれています。
グループ会社一覧に旧社名は見当たらず、同じ須恵町の「株式会社グランドアース九州」(販売・賃貸・修理)が1社だけ載っています。九州機械センターと統合したとみられますが、合併や商号変更の開示は確認できていません。
株式会社CSS技術開発
ドローン・3Dレーザースキャナー等による工事測量、測量機器の販売・賃貸/東京都多摩市/2007年3月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 9億2,800万円
- 対象の営業利益
- 9,800万円
- 対象の純資産
- 10億円
決算期:2018年8月期/譲渡前の株主:CSS投資事業有限責任組合(バイアウト投資ファンド)が100%保有/相手先との協議による守秘義務により非公表。第三者機関によるデューデリジェンス及び価格算定を勘案して決定と記載
買収理由:ICT建機を使うi-Constructionへの取り組みと建機事業の業容拡大
売上9億2,800万円・営業利益9,800万円・純資産10億円。売り手は創業家ではなくバイアウトファンドです。3次元設計データの解析技術という、買い手が持っていない技術を取り込む目的の案件でした。建機の商社が、測量・ICTの技術を外から買っていることが分かります。
グループ会社一覧に、同じ多摩市の「株式会社ワキタCSS技術開発」が載っています。社名に「ワキタ」を冠した形に変わったものと推定しています(商号変更の開示は確認していません)。
有限会社泰成重機
クローラークレーンのオペレーター付き揚重業/埼玉県川口市/1989年2月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 12億7,600万円
- 対象の営業利益
- 2,200万円
- 対象の純資産
- 500万円
決算期:2018年6月期/譲渡前の株主:横山 理恵が100%保有/売主との協議による守秘義務により非公表。第三者による株式価値の算定結果を勘案して決定と記載
買収理由:建築分野への参入、クレーンオペレーション技術の取得、クレーン売買でのシナジー
売上12億7,600万円・営業利益2,200万円。純資産はわずか500万円で、2期前まで債務超過(マイナス5,700万円→マイナス1,900万円→プラス500万円)でした。営業黒字を続けて債務超過を解消した直後の譲渡です。開示された取得理由はクレーンのオペレーション技術の取得と建築分野への参入で、財務より人と技術が買う理由として挙げられています。
グループ会社一覧に「株式会社泰成重機」(埼玉県川口市)が載っています。有限会社から株式会社に移行したものと推定しています。
サンネットワークリブ株式会社
介護福祉用具の卸レンタル・販売/京都府京都市伏見区/2005年6月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 14億4,700万円
- 対象の営業利益
- 1億3,200万円
- 対象の純資産
- 3億2,900万円
決算期:2018年5月期/譲渡前の株主:東山株式会社(名古屋市の運送・物流会社)が100%保有/売主との協議による守秘義務により非公表
買収理由:介護事業への参入
売上14億4,700万円・営業利益1億3,200万円・純資産3億2,900万円。建機の会社が介護用品の卸レンタルに参入するための1件目です。売り手は運送会社で、本業と別の子会社を手放した形です。この後ワキタは同じ事業でニチイケアネット、ケアレックスを買っており、異業種の会社でも、最初の1社を買った後は同じ分野で買い続けることが分かります。
信陽機材リース販売株式会社
土木建設機械の販売・賃貸、土木建設資材の販売/長野県上田市/1979年8月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 19億2,500万円
- 対象の営業利益
- △2,900万円
- 対象の純資産
- 8億2,500万円
決算期:2018年5月期/譲渡前の株主:若尾 信夫が100%保有/売主との協議による守秘義務により非公表(3社とも)。第三者による株式価値の算定結果を勘案して決定と記載/信陽機材リース販売単体の数値。同時取得のクリーン長野は売上3億9,900万円・営業利益3,300万円(2017年9月期)、信陽サービスは売上4億7,100万円・営業利益5,100万円(2017年12月期)
買収理由:甲信地区での建機事業の業容拡大と既存拠点とのシナジー
売上19億2,500万円・純資産8億2,500万円。本体は営業損失2,700万円→2,900万円と2期続けて営業赤字でした(経常利益は黒字)。一方、仮設トイレのクリーン長野と、販売・修理の信陽サービスは黒字です。本体が赤字でも、関係会社を含めたグループごとまとめて引き受けられています。
グループ会社一覧に「信陽機材リース販売株式会社」(長野県上田市)が社名のまま載っています。同時に取得したクリーン長野と信陽サービスは一覧に見当たりません。
東日興産株式会社
建設機械・農業機械の部品卸/東京都世田谷区/2014年11月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 71億4,100万円
- 対象の営業利益
- 3億9,400万円
- 対象の純資産
- 27億5,700万円
決算期:2017年3月期/譲渡前の株主:TMCAP2011投資事業有限責任組合(業務執行組合員は東京海上キャピタル)60.0%、鶴岡 耕平40.0%/売主との協議による守秘義務により非公表
買収理由:建機部品の海外仕入ルートと取引先の拡大、農業機械の販売・リースへの参入、関西以外の物流網の拡充
売上71億4,100万円・営業利益3億9,400万円・純資産27億5,700万円。この会社の案件で売上が最大です。業歴60年・納入先5,000超の部品卸で、株主は投資ファンドと社長でした。開示には取得で得たいものが5項目並んでおり、仕入ルート、取引先、物流網、多品種を扱う業務ノウハウとシステムといった、数字に出にくい資産が買う理由として挙げられています。
株式会社泉リース
建設機械の賃貸・販売/埼玉県所沢市/1985年9月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 3億9,400万円
- 対象の営業利益
- △600万円
- 対象の純資産
- 3億6,500万円
決算期:2016年8月期/譲渡前の株主:内薗 竹男91%、ほか個人2名/売主との協議による守秘義務により非公表
買収理由:埼玉県を含む首都圏での既存拠点との連携
売上3億9,400万円・純資産3億6,500万円。この会社の案件で売上が最小、しかも直近期は営業損失600万円でした。売上は4億4,900万円→4億1,800万円→3億9,400万円と3期続けて減っています。それでも純資産が売上並みに積み上がっていて、首都圏の拠点として使える会社でした。売上が落ちている局面でも同業の買い手は付きます。
八洲商会株式会社(持株会社の有限会社リフテックごと取得)
フォークリフトを中心とした荷役運搬機械の販売・賃貸・輸出入/埼玉県加須市/1980年12月設立
- 取得価額
- ―
- 対象の売上
- 20億3,100万円
- 対象の営業利益
- 1億9,900万円
- 対象の純資産
- 7億3,600万円
決算期:2015年8月期/譲渡前の株主:齊藤 健司50%、齋藤 利子50%(持株会社リフテックの株主)/売主との協議による守秘義務により非公表。第三者による株式価値の算定結果を勘案して決定と記載/事業会社の八洲商会単体の数値。持株会社リフテックは売上3,900万円・純資産2億6,500万円(2015年4月期)
買収理由:海外取引の取扱商品の拡張と販路拡大
売上20億3,100万円・営業利益1億9,900万円(利益率約10%)・純資産7億3,600万円。売上は17億300万円→19億100万円→20億3,100万円と伸びていました。オーナー2名が持株会社を通じて事業会社を持っていた形で、買い手は持株会社の株を買うことで事業会社ごと取得しています。持株会社を作っていても、売るときの障害にはなっていません。
グループ会社一覧に「八洲商会株式会社」(埼玉県加須市)が社名のまま載っています。持株会社のリフテックは一覧に見当たりません。
この会社に売るといくらか
取得価額が開示された2件の実績です。公表されている数字をそのまま並べたもので、 自社の価格を保証するものではありません。 営業利益率が低い業種では営業利益の倍率が大きく出るので、売上との比もあわせてご覧ください。
- ケアレックス株式会社52億円(売上の0.88倍・営業利益の18.1倍)
- 日東レンタル株式会社24億3,900万円(売上の1.15倍・営業利益の11.0倍)
自社だといくらになるかは、売却相場の考え方をご覧ください。
関連する記事
本ページは株式会社ワキタが公表した適時開示をもとに編集部が整理したものです。 同社とは資本関係・提携関係はなく、掲載にあたって金銭のやり取りはありません。 内容に誤りがある場合はお問い合わせよりご連絡ください。最終更新:2026年10月9日