4262東証グロース

ニフティライフスタイル株式会社のM&A実績

「お部屋探し」から「住まい全般」へ広げる中期経営計画に沿って、住まいの周辺サービスを持つ会社を2年に1社ほどのペースで買っています。対象はウェブで集客し、電話や紹介で成約につなげる仕組みを持つ会社で、売上2億円台から10億円規模まで。大きい2件は取得価額まで開示しており、営業利益の10〜13倍程度の値段がついています。

ニフティライフスタイル株式会社が公表した適時開示3件をもとに整理しています。データ時点:2026年10月12日(新しい開示が出たら追加します)

会社概要

本社
東京都新宿区
設立
―
事業内容
不動産物件情報検索「ニフティ不動産」、外壁塗装専門サイト「外壁塗装の窓口」、「ニフティ温泉」などを運営し、住まいと暮らしの意思決定を支えるネットサービス会社
売上高
52億3,800万円(2026年3月期(連結))
営業利益
11億8,900万円
純資産
62億4,600万円

どんな会社を買っているか

買う業種
外壁塗装・リフォームのマッチング/ライフライン(電気・ガス・ネット回線)の取次、24時間駆けつけサービス/テクニカルSEO・デジタルマーケティング支援
対象の規模
対象の売上 2.2億円〜10.5億円
手法
株式譲渡で全株式を取得(完全子会社化)。ドアーズの取得資金は全額自己資金と説明されている
赤字でも買うか
黒字の会社のみ
買収後の扱い
買った会社は社名のまま子会社として残し、元の社長もそのまま代表を続けています。ドアーズの社長は、2026年に買ったレプリスの取締役にも入っており、買われた側の経営者がグループの次の案件にも関わる形になっています。
  • 3件のうち2件で取得価額が開示されています。ドアーズ17億5,000万円、レプリス16億6,000万円。いずれもアドバイザリー費用の概算額まで書かれています
  • 値段の水準は営業利益の約10倍(ドアーズ)と約12.7倍(レプリス)、純資産の約3倍。利益が伸びていたレプリスのほうが倍率は高く出ています
  • 小さい案件(GiRAFFE & Co.、売上2億2,200万円)は適時開示の基準に該当しないものを任意で開示しています。金額は売り手の意向で非開示でした
  • 売り手は個人オーナー2件、上場企業(ポート株式会社)の子会社売却1件です

買収の履歴3件

すべて同社が公表した適時開示から転記しています。「―」は開示が無いか、 まだ取り込めていない項目です。

2026年7月29日株式譲渡(完全子会社化)

レプリス株式会社

ライフライン取次・インターネット回線取次サービス、24時間駆けつけサービス(「ライフラインの窓口」「くらしあんしんサポート24」の運営)/大阪府大阪市/2011年9月設立

取得価額
16億6,000万円
対象の売上
5億7,700万円
対象の営業利益
1億3,100万円
対象の純資産
5億1,200万円

決算期:2026年1月期/譲渡前の株主:個人1名(要海 勇紀)が100%保有/アドバイザリー費用等(概算額)64百万円を加えた合計は1,724百万円。2026年1月期の営業利益131百万円の約12.7倍、純資産512百万円の約3.2倍、売上577百万円の約2.9倍

買収理由:「お部屋探し」の後に来る引っ越し・ライフライン手配・生活トラブル対応までをグループで支援し、顧客生涯価値を高める

売上3億8,600万円→4億7,000万円→5億7,700万円、営業利益7,500万円→9,700万円→1億3,100万円と、3期連続で売上も利益も伸ばしている局面での譲渡です。価格は16億6,000万円で、営業利益の約12.7倍。この会社の案件では倍率がいちばん高く、伸びている途中で売ると倍率が乗りやすいことが読み取れます。全国の不動産会社との取引網と、入居者への電話対応力が評価の中心でした。譲渡後も創業者が代表取締役社長を続けています。

買収後存続2026年10月12日時点

2026年8月14日に株式取得が完了し、要海勇紀氏が代表取締役社長のまま、買い手側の役員が取締役に入る新体制が開示されています。その後の商号変更や合併の開示はありません。

確認元:(開示事項の経過)レプリス株式会社の株式取得完了に関するお知らせ

出典:レプリス株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

2024年5月13日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社ドアーズ

外壁塗装専門サイト「外壁塗装の窓口」の運営(ユーザーと外壁塗装業者のマッチング、加盟店約5,300社)/東京都港区/2014年6月設立

取得価額
17億5,000万円
対象の売上
10億4,900万円
対象の営業利益
1億7,300万円
対象の純資産
6億円

決算期:2024年3月期/譲渡前の株主:ポート株式会社(上場企業)が100%保有/アドバイザリー費用等(概算額)80百万円を加えた合計は1,830百万円。補足説明資料では全額自己資金で充当と説明。2024年3月期の営業利益173百万円の約10.1倍、純資産600百万円の約2.9倍、売上1,049百万円の約1.7倍

買収理由:不動産テックの周辺領域としてリフォーム(外壁塗装)に参入し、自社のデジタルマーケティング力で集客を強化する

売上10億4,900万円・営業利益1億7,300万円・純資産6億円。売上は10億7,700万円→10億5,100万円→10億4,900万円と横ばいでしたが、それでも営業利益の約10倍、17億5,000万円で売れています。売り手は上場企業のポートで、子会社の売却案件です。紹介時と成約時の2段階で手数料を取る仕組みと、約5,300社の加盟店網が評価されました。譲渡前の最終期には1株200円の配当(発行済100万株で計2億円)を出しています。

買収後存続2026年10月12日時点

2026年3月期の決算短信に連結子会社として社名が出ており、2025年9月に一般建設業許可を取得してリフォームの元請にも広げています。社長の輿石雅志氏は代表を続け、2026年にはレプリスの取締役も兼ねています。

確認元:2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

出典:株式会社ドアーズの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

2023年9月15日株式譲渡(完全子会社化)

株式会社GiRAFFE & Co.

テクニカルSEO・サイト解析のコンサルティング/東京都千代田区/2017年7月設立

取得価額
―
対象の売上
2億2,200万円
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:2023年6月期/譲渡前の株主:個人1名(吉澤 宏充)が100%保有/相手先の意向により非開示。第三者機関の株式価値算定をもとに双方協議で決定。適時開示基準に該当しない任意開示

買収理由:テクニカルSEO支援を取り込み、既存のデジタルマーケティング支援との顧客基盤の相互拡大と、グループ各サービスとの相乗効果を狙う

資本金300万円、売上2億2,200万円のコンサル会社です。買い手とはもともとSEO支援の業務委託で取引があり、仕事相手がそのまま買い手になった例です。創業者は代表取締役を続けたまま、買い手の執行役員にも就いています。取引先に自社の腕を知ってもらっていることが、売却の入口になることが読み取れます。

買収後存続2026年10月12日時点

2026年3月期の決算短信に連結子会社として社名が出ています。

確認元:2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

出典:株式会社GiRAFFE & Co.の株式取得(子会社化)に関するお知らせ

この会社に売るといくらか

取得価額が開示された2件の実績です。公表されている数字をそのまま並べたもので、 自社の価格を保証するものではありません。 営業利益率が低い業種では営業利益の倍率が大きく出るので、売上との比もあわせてご覧ください。

  • レプリス株式会社16億6,000万円(売上の2.88倍・営業利益の12.7倍)
  • 株式会社ドアーズ17億5,000万円(売上の1.67倍・営業利益の10.1倍)

自社だといくらになるかは、売却相場の考え方をご覧ください。

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本ページはニフティライフスタイル株式会社が公表した適時開示をもとに編集部が整理したものです。 同社とは資本関係・提携関係はなく、掲載にあたって金銭のやり取りはありません。 内容に誤りがある場合はお問い合わせよりご連絡ください。最終更新:2026年10月12日