6059東証スタンダード

株式会社ウチヤマホールディングスのM&A実績

北九州が地盤の介護事業者で、有料老人ホームを施設ごと引き取る形で拠点を増やしています。2026年は6月に北海道旭川の有料老人ホーム運営会社を株式ごと、7月に熊本の介護付ホーム1事業所を事業譲受で取得しました。買い手はいずれも中核子会社のさわやか倶楽部で、取得後の介護事業は124カ所205事業所と開示されています。

株式会社ウチヤマホールディングスが公表した適時開示2件をもとに整理しています。データ時点:2026年10月9日(新しい開示が出たら追加します)

会社概要

本社
福岡県北九州市小倉北区
設立
―
事業内容
有料老人ホームなどの介護事業を主力に、カラオケ店舗、飲食店、不動産事業を営む持株会社。中核子会社はさわやか倶楽部
売上高
295億7,700万円(2026年3月期(連結))
営業利益
5億5,100万円
純資産
143億4,200万円

どんな会社を買っているか

買う業種
有料老人ホーム(介護付・住宅型)の運営/訪問介護・居宅介護支援
対象の規模
対象の売上 8.3億円(株式取得の1件)。事業譲受は介護付ホーム1事業所(70床)
手法
株式譲渡(子会社さわやか倶楽部が全株式を取得=孫会社化)と、施設単位の事業譲受の両方を使う
赤字でも買うか
買っている(実績あり)
買収後の扱い
株式を買った会社は社名のまま子会社として残しています。ただし代表取締役はウチヤマ側の社長に交代しています。グループ内では2025年1月にカラオケ・飲食の子会社ボナーをさわやか倶楽部へ吸収合併しており、子会社を整理してまとめることもあります。
  • 取得価額は2件とも非開示です。「純資産の15%を下回る」といった水準の記述もありません
  • 株式取得の開示には対象の業績が載っていませんでした。取得後、親会社の減資で資本金の比率が変わり「特定子会社」に該当したため、2026年7月の別の開示で対象の3期分の業績が出ています(グループ内の手続きで、新たな買収ではありません)
  • 営業赤字が続く施設運営会社も買っています。さくらライフコミュニケーションは3期連続の営業赤字でした
  • 対象は北海道と熊本で、本社のある九州だけでなく離れた地域にも広げています

買収の履歴2件

すべて同社が公表した適時開示から転記しています。「―」は開示が無いか、 まだ取り込めていない項目です。

2026年6月30日事業譲受(子会社さわやか倶楽部が譲受)

株式会社陽かりの郷の介護付ホーム1事業所

介護付ホーム(70床)の運営/熊本県菊池郡菊陽町/譲渡会社は2004年5月設立設立

取得価額
―
対象の売上
―
対象の営業利益
―
対象の純資産
―

決算期:非開示/譲渡前の株主:株式会社陽かりの郷(資本金1,000万円)/非開示(金額・算定方法とも記載なし)

買収理由:熊本県菊陽町で地域に根差した施設運営の実績があり、既存エリアとの連携・相乗効果が見込める

資本金1,000万円の介護会社が運営していた介護付ホーム1事業所(70床)だけを引き取った案件です。会社ごとではなく施設単位で渡しているので、譲渡会社は法人として残ります。子会社の取締役会決議は5月19日、開示は運営開始前日の6月30日でした。業績・金額は開示されていません。

買収後存続2026年10月9日時点

2026年7月1日からさわやか倶楽部が運営を開始すると開示されています。その後の施設閉鎖や再譲渡の開示はありません。

確認元:当社連結子会社による事業譲受に関するお知らせ

出典:当社連結子会社による事業譲受に関するお知らせ

2026年6月19日株式譲渡(子会社さわやか倶楽部が全株式157株を取得=孫会社化)

株式会社さくらライフコミュニケーション

有料老人ホーム6施設(介護付3・住宅型3、計215床)、訪問介護2事業所、居宅介護支援の運営/北海道旭川市/2002年4月設立

取得価額
―
対象の売上
8億3,400万円
対象の営業利益
△1,400万円
対象の純資産
2億4,600万円

決算期:2026年3月期/非開示(金額・算定方法とも記載なし)/取得後の2026年7月31日の開示(特定子会社の異動)に記載された数値

買収理由:北海道地区で長年の実績と顧客基盤を持つ同業。経営資源とノウハウを共有し、北海道エリアでのシェアを拡大する

売上8億3,400万円・営業損失1,400万円・純資産2億4,600万円。営業損益は△3,600万円→△900万円→△1,400万円と3期続けて赤字でしたが、経常損益は△800万円→800万円→300万円と、ほぼ収支均衡で推移していました。6施設のうち建物はすべて自社所有(総資産15億7,000万円)で、2007年〜2018年に建てた施設です。本業が赤字でも、建物と入居者がそろった施設は買い手がつきます。取得後、代表取締役は取得時の代表だった二門渉氏から、ウチヤマHD社長の山本武博氏に交代しています。

買収後存続2026年10月9日時点

2026年7月28日時点で、さわやか倶楽部が100%保有する子会社として社名のまま残っています。代表取締役は山本武博氏(ウチヤマHD代表)です。

確認元:特定子会社の異動に関するお知らせ

出典:当社連結子会社による株式会社さくらライフコミュニケーションの株式取得に関するお知らせ

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本ページは株式会社ウチヤマホールディングスが公表した適時開示をもとに編集部が整理したものです。 同社とは資本関係・提携関係はなく、掲載にあたって金銭のやり取りはありません。 内容に誤りがある場合はお問い合わせよりご連絡ください。最終更新:2026年10月9日